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変身ヒロインを影から助ける者  作者: 大雅 酔月
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第1265話 約束(7)

「ああ、感じる。みんなの想いを・・・・」

「みんなの力を・・・・」

 空の魔法陣から全ての光導姫と守護者の力が届き、光りとなって陽華と明夜に降り注ぎ吸収されていく。陽華と明夜は全身に光を漲らせた。

「明夜」

「陽華」

 2人が互いの顔を見つめ名を呼び合う。これで全ての準備は整った。

「「汝の闇を我らが光へ導く」」

 陽華が右手を、明夜が左手を闇に呑まれたレイゼロールへと突き出した。

「みんなの想いを光に乗せて――」

 陽華がそう言葉を唱えると、陽華の両手のガントレットが光となって陽華の右手に宿った。

「みんなの力を光に変えて――」

 明夜がそう言葉を唱えると、明夜の右手に持っていた杖が光となって明夜の左手に宿った。

「「帰城くん!」」

「っ! おう、任せろ!」

 2人が合図のために影人の名を呼ぶ。名を呼ばれた影人はニヤリと笑うと、1度バックステップをして右の拳を空に上げた。

「『終焉』の闇よ! 我が右の拳に宿れ! 一切合切! この拳に全てを懸ける!」

 影人が持てる全ての『終焉』の闇を自身の右手に集約させた。影人の全身から噴き出した『終焉』の闇が影人の右手を黒く染め上げる。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」

 全ての『終焉』の闇を右手に集約させたため、影人の姿が通常時のスプリガンに戻る。影人は両の金の目でレイゼロールを見つめた。

「行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」

 影人は拳を引き、レイゼロールに向かって駆けた。そして、向かって来る『終焉』の闇にその右拳を突き出した。

「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 影人が魂の咆哮を上げる。『終焉』の闇に触れた影人の全てを込めた拳は、レイゼロールまでの全ての闇を吹き飛ばし無力化した。

「朝宮、月下! やれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」

 レイゼロールに向かって一直線に駆けながら、影人が2人に向かってそう叫ぶ。その叫びに応えるように、陽華と明夜は手を重ねた。

「「みんなの浄化の光よ! 行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」」

 重なった2人の手の先から、全てを浄化する尋常ならざる光の奔流が放たれた。その光は影人が無力化した『終焉』の闇に阻まれる事なく、真っ直ぐにレイゼロールを包んだ。それと同時に、影人はその光の奔流に飛び込み、レイゼロールを抱きしめた。

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