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?話・失いし者らの巣窟
《T市・廃墟街・午前4時》
「【計画】だ…。」
──この言葉から全てが始まった。
白いフードを身を包む、黒髪が混じった白髪の男、【ホロス】の声によって。
「え?けいかくぅ…?ホロス様と一緒ならどんな事でも成し遂げられるわ…ッ」
黒のフードを身に包む、桃色の長髪の女【ジェシー】はホロスの腕に抱きつく。
「あぁんもう、ホロス様のてれやさんッ!」
その手をホロスは振り払い、話を続けた。
淡々と、ただその言葉に殺意を込めて。
「【ホーライ】、【ゼノン】、一年前のあの時と同じ地獄を見せに行け。」
彼がそう言うと、
ホーライは深々と頭を下げ、「分かりました。ホロス様。」と一言。
ゼノンはホロスの方を向き、「ハハハッ…御意…。」と笑うように言う。
「…【アルゼル】、お前はすべてを…壊せ。」
「…そ…」
アルゼルと呼ばれた薄黄色の髪色をした弱気な男。
その男はおびえるように声に出して言った。
「そんなこと…自分にはできないよ…。」
「…アルゼル、太陽を見てみろ。」
昇る太陽に対し呟くように言った。
「輝く太陽はあっても、輝く月は無い。」
「だが…太陽がなくなってしまえば皆輝くこともない。」
──全て無に帰してしまえば俺らが苦しむことも…なくなる。
邪魔をする者が居るなら、
全て消してしまえばいい。




