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私は、母様の趣味(仮)  作者: Ezelu
9/11

冒険者ギルド2

今回は、ギルドの説明が入ります

「ミスリル貨、73枚…」


「「「…」」」


「「「えぇぇぇー!?」」」


 ギルド内に驚きの叫び声が響き渡った。


「ミスリル貨73枚!?、モミジさんどんだけ溜め込んでるのよ!?」


「くそ〜、貰いたい!」


 皆口々に、叫んでいる。

 ミラさんを見ると、口をパクパクさせて、固まっている


「あ、あの、ミラさん、ミスリル貨って何ですか?」


「ミスリル貨は1枚、大白金貨10枚分なのよ…、貨幣には、8種類あるの、下から小銅貨、大銅貨、小銀貨、大銀貨、小金貨、大金貨、小白金貨、大白金貨、そしてあなたがもらうミスリル貨、それぞれの貨幣は、10枚で一個上の貨幣に変わるの、小銅貨は1枚で、安いパンが買えるぐらいの価値があるのよ?、そのミスリル貨が73枚…」


 分かったような、分からなかったような…

 おそらく銅貨は、約百円だろうと思う。

 だから、


 小銅貨…百円

 大銅貨…千円

 小銀貨…一万円

 大銀貨…十万円

 小金貨…百万円

 大金貨…千万円

 小白金貨…一億円

 大白金貨…十億円

 ミスリル貨…百億円




 百億円が73枚だから…


「な、7300億円…」


 今頃になって、物の大きさが分かってきた。

 そんなにお金を貰ってもしまって置けるスペースがないよ…、あ、空間魔法を使えば良いんじゃない?

 しまって置けるスペースはあるけど、使い道がないかなぁ


 ギルド内が、少し落ち着き、各自帰りはじめた。


「カエデちゃん、お金は現金でもらうの?」


「はい、現金で貰いたいです」


「分かったわ、モミジさんの金庫から出して明日渡すから、冒険者ギルドに来てね?」


「はい、分かりました!」


 私は、受付嬢のカラさんにそう言って、ギルドをでた。


「あ!、私帰る場所がない!」


「じゃあ、私達と一緒に寝る?」


「良いんですか!?、お願いします!」


「はーい、わかったわよ。ところでカエデちゃん、冒険者登録、しなかったわね?、明日の朝行きましょ?」


「あ、忘れてました、よろしくお願いします」


 その日は、ミラさん達の泊まっているにわか亭に、泊まらせてもらった。




 ――――――――――――――――――――――――




「ん、ん、ふぁ〜あ」


 カエデは、窓から差し込む心地よい光の中、目を覚ました。

 そしてカエデは今、ミラに抱きつかれている。

 昨日、 カエデは、部屋に泊めてもらう代わりに何か出来ることはないかと、聞いたところ、ケモ耳と尻尾を触らせて欲しいとミラが言ってきたので触らせてあげたのだ。カエデはそのまま寝てしまい、ミラはケモ耳と尻尾を夜遅くまで満喫していた。


「これは、起こしてあげた方が良いのかな?、でも…」


 カエデは、ミラが尻尾を毛布がわりにして、気持ちよく寝ていたので、起こさず部屋から出ることにした。

 起こさないように、もぞもぞと動いてやっとベッドから抜けだせそうになった時、


「きゃっ!」


 ミラに尻尾を握られてしまった。


「は〜、これじゃ動けないよ〜」


 その日ミラは、昼ごろまで起きず、ミラが寝ていた間に、忘れ去られつつあった、カムが帰って来て、私の耳と尻尾を見て驚いた後、ミラを見て呆れていた。


「ごめんね〜?、カエデちゃん、尻尾気持ちよくってつい」


「良いですよ、それより早くギルドに行きましょう!」


 さっき気がついたけど、今度ミラさんに尻尾を握られたら、分身を使えば良いって気づいたから、今度は大丈夫かな?


 カエデ達はギルドに着き、受け付けに向かった。


「あ!、カエデちゃん、準備出来てるわよ!、はいこれ、ミスリル貨73枚」


「ありがとうございます!」


 カエデは、カラからミスリル貨73枚を貰い、着物(ふく)の中に仕舞うようにして、空間魔法を使い、亜空間に仕舞った。


「カエデちゃん、登録するのよね?」


「はい、お願いします!」


「じゃあ、説明して行くわね?」


 カラによる説明が始まった。

 簡単にまとめた物がこれ、


 1、冒険者ランクは、依頼を達成することや、成績を上げれば、上がる

 2、Bランク、Aランク、Sランク、SSランクに上がる時には、ランクアップ試験を受ける必要がある

 3、Bランク以上になると、指名依頼があり、受けることができるようになる

 4、ランクによって、街中では特典があることもある

 5、冒険者どうしのいざこざには、ギルドは関わらない


 とのことらしい。


「ここまでの、説明で内容は、分かった?」


「はい!、分かりました!」


「そう、それは良かった。じゃあこれから、冒険者ランク決定試験を受けてもらうわね?」


「冒険者ランク決定試験?」


「そう、あなた、すごい強いでしょ?、そんな存在が低ランクだと問題があるのよ。だから、実力にあったランクまで一気に上がれるの。ただ、最大Bランクまでだけどね?」


 Bランクと言って、こちらを見てきたが、気にしないでおこうかな?


「は〜、そうなんですか…」


「そうなのよ、だから早く行くわよ!?」


 そう言って、私はギルド裏の練習場に連れてかれた…


次回は、多分、ギルドマスターと戦うことになります


次回、お楽しみに!

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