神は見ている ~漆黒のゴブリン~
俺はゴブリンを斬る‼ 居合い切りで振るった刀はゴブリンを抵抗もなく斬った。すぐさま他のゴブリンに刀を向ける。ゴブリン達は急に現れたら人間を見て呆気に取られ戦闘体制にすらなっていなかった。俺はゴブリンを斬る、斬る、斬る‼。やっとのことで武器を構えたゴブリンはその武器を振る事もできずにその命を斬られた。
俺は、自分が命を刈り取ることに抵抗が無いことに少し驚いた。最初に出会ったレッドベアーは先に襲われたので正当防衛だと考えていた。しかし、今回は違う。俺から攻撃した。…………まぁ、異世界だからと言う思いがあるんだろう。この世界に限らず異世界は命が軽い。それは人以外がいるから、魔物がいるから、様々な理由がある。それも仕方がない事なんだろう、人は区別したがる生物だから。…………俺は、人ならば斬れるのか?襲われれば、当然斬る。絶対に、しかし逆はどうだろう?………………まぁ無いことを祈るか、神様もちゃんと居るしな。
「しっかし、フム……やはり透明になるのはチートなんだな」
俺は、回りを見渡した。そこにはなんの抵抗もなく死んでいったゴブリンが5匹。やはり不意討ちはからの先手は強いんだな。透明は汎用性が高い。不意討ちをして逃走もあり。追跡も楽、侵入も楽。……覗きもできるな……ん?今なんかユーの声がしたような?
ブーブーブー‼
マナーモードの神フォンからのメールがきた。フム、誰からかな?
俺は、メールを開く。
『慎吾へ 覗き、ダメ‼絶対‼ ユーより』
とあった。俺は空を見上げる、そして手を振る。するとメールだ(逃○中風)
『( ´∀`)ノシ』
……見えてんのか?
「見えてんの?」
ブーブーブー‼
『見えてるよ‼』
見えるのか……。まぁいいか。さて、戻るか……『朧纏』してな♪
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リーシャ
私は、今リリィーちゃんとシンゴを待っている。しかし、リリィーちゃんは私の方を見てくれない…悲しい…。 何でこんなに相手してくれないの?シンゴにはなついているのに……。それにしても、この子は一帯でなんなんだろうか?武器屋にいたのに次には、シンゴ一緒にいたし………………まぁ、考えても仕方ない。だって、可愛いんだもん♪
そんなことをリリィーちゃんをじっと観察していたら私の探敵魔法に反応があった。位置はシンゴがゴブリンを倒しに行った方向。戻って来たのだろうか?少したつと茂みが動いた、しかし、何も現れない。でも、反応は確かにある。私は警戒した。もし、シンゴでは無かったときリリィーちゃんを守れるのは私だけだから。私は剣に手を添える。
「そこにいるのは誰‼」
私の問には何も答えずただ茂みが動くだけ。私は警戒を強める。いつ攻撃されても良いように魔力を溜める。それに反応したのか茂みから何かが現れたら。しかし、それはシンゴではなかった。
現れたのは、何か不気味さを感じさせる黒いゴブリン。普通のゴブリンより二回りも大きい体。手に持つのは鉄でできた剣。その顔は醜く歪めている。しかし、そんなゴブリンはこの辺には確認されていない。私は、溜めた魔力を使い駆け出す。
「疾風疾走‼」
私の得意技。疾風のように素早い動きで相手を突く。しかし、ゴブリンは何の反応も見せずただ、その場に立っているだけ。当たる‼と、確信したときゴブリンが動いた。手に持つ剣を一気に振り上げる。私の剣はあっさり弾かれ返す剣で剣を飛ばされた。
「ウソ‼」
ゴブリンがあんなに速く動けるはずがない‼私は素早くバックステップで跳ぶ。着地後に魔法をゴブリンに向けて射つ。
「風弾‼」
放たれた魔法は確かにゴブリンに当たるがダメージを与えた様子がない。それどころかどんどん興奮しているのか、奴の顔は笑うように口を上げていく。私の魔法を浴びながら確実に一歩、一歩近づいてくる。
「グゲッゲッゲ‼」
私がどんなに魔法を当てても奴の歩みを止めることが出来ない。奴は笑いながら近づいてくる。ならばと、リリィーちゃんの手を取り奴とは逆の方に逃げる。しかし、奴は、私が逃げた瞬間此方に走った。どれだけ逃げても追ってくる。五百メートルほど逃げた。逃げる間も魔法を放つがいにかえさない。私は、覚悟を決め、奴と対陣しようとしたとき。
「ダメ‼」
私の手を振り払い、小さい体を大きく広げてゴブリンの前に立つリリィーちゃんだった。
感想待ってます。




