学問と道理ー7.襲撃2
この頃の色々しゃべっていたオルシエードが懐かしい。
コンバイント視点
「街の入る人の警戒をして!出ていく人は人を連れていないか、大きい荷物があるときは必ず注意!」
「はい!」
さすがカラミル。こういうとき早い!
緊迫感が強まり、早くしないと感が目に見えて強くなった。防げるものは防いでおきたいし。
「私は会合室の方で、各胃理`区地とつなげて、対応の指揮を取ってるから、何かあったらそっちに!」
「領主、これ使いますか?歯と似をつなげて、あと歯つです」
「ありがとう、気ー教えて」
「歯屁似保位、です」
「了解、あっちで入力してくる」
そして私は部屋に戻ることにした。こういうときはだいたい急ぐために駆け足だよね。としていると後ろがついてきてないなぁ。
ついてこれないのが悪いよね!
1
部屋に戻ってみると、
「…?」
なぜか人の気配。もしかして、誰かがこの中に?
えっと、このへんに、あれっ、いない。でもここにいるのは変わらないんだねぇ。
だんだん窓に近づいているってことは逃げようとしているのかな。扉が閉まっているのを確認する。そして、1箇所を除きすべてを施錠。そう、1箇所を除いては。
鍵を締めたことは私以外は分からないはず。だから1箇所におびき寄せて、そこで捕らえようって話。
じわじわとその1箇所に近寄っている。やっぱり逃げようとしているんだね。
窓は空いたままだから、窓を開ける必要はない。あ、出る。あれ、出ない。
まさか、影!?その瞬間、
「ーっ」
「気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ」
窓からは、偽物の人が出ていこうとして、トラップに引っかかる様子が見える。僅かな視界から見えた光景が、これかぁ。
ごめん、守りきれなかった。
「失礼します!!って、ええ!?」
助けて。声にはならないけど。
どうやら、この状況は気づいているらしい。ならなんとかなりそう。
「気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ」
そういえばこの状態のまま、変な人が出ていってたりしないよね。しないと信じたい。
あぁ、時間だけが過ぎていく。本当にごめん。失格だよね私。
「気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ。気づいてしまったようだね。このままでいるんだよ」
意識が再び、遠のいていくのであった。
2、オルシエード視点
街の治安を守るのは領主の務め。その関係で、他の護衛を守らないと…とか言ってるけど、ほんとは町ごとやられたくないんだろうね。街を守らないといけないし…
町ごと守るのかも。まあそんなこと私には関われないけど。
コンバイントは非常に焦った様子にある。「焦らないで!」とはいうものの、反応はない。本人がそりゃ危機的状況だからね。
雑務室はわんさか…とは言わないよね、緊迫…ではないんだけど…はちゃわっちゃ…?というような変な空気になった。そのような中で一人の女性は、
「お見苦しいところをお見せして申し訳ございません」こんな状況で第三者でもないのに平然としていられるのはすごいよ。
「別の部屋へご案内しても大丈夫でしょうか?」
「私の一存では決められないのですが…?」
あっちと一緒に行動しているんだよねえ。でもまあカラミルがいるしもう大丈夫かな…?
「うちの領主はああなると周りが見えなくなるんですよ」なるほど。
「ただ、申し訳ないんですけど、まだ信用できないんです」
いくらここの人だとはいえ、初対面の人を信用しろと言われても無理がある。こっちでは警戒しすぎるほうがちょうどいい。
「わ、私、尋問に行ってきます!」なんていうふうに言いたかったけれど、この立場ではそんなことが言えるわけがない。ほんと大変。
気づいたらコンバイントらは出ていってたらしく、2人になっていた。うーん、これは仕方ないのか?
とはいえ戻ってきたときにいないと変だよね。どうしよう…
見るからにこっちの方は落ち着いている様子。こっちだけが焦ってんのか。なんかやだな。
「失礼ですがお名前をお聞きしても?」そういや名前を聞いてなかったことに気づき、こう声をかける。
「紹介がまだでしたね、私の名前はオロミです」なんて変な名前なんだ。
「…なぜこんなところに勤めようと思ったんですか?」
こんなことしかいうことが思いつかなかった。変に移動したくない。でも相手の気を引かないと相手は相手で苛つく。だからこうするしかないのだろうか。
外ではもうまもなく日が隠れようとしているのか、オレンジの西日が部屋に差し掛かっていた。
「そうですね、異動させられたとでも言っておきましょう」
「異動…ですか」
「ここらへんが特殊なんですよね、御絵手に加盟しているので」
わざとその先を言わないようにしたのか、彼女は口をつむんだ。そして待っていたかのように間髪入れず、
「そういう貴方様はなざその仕事をしようと思ったのですか?」と。
「なんででしょうね…旅が好きだから、かもしれませんね」
「旅、でその仕事ができたら楽でしょうね」
「そうですね…」僕は苦笑いしておいた。彼女の言う通りだ。旅だけでこの仕事ができたらホント楽だろう。
まさかこのように司法関係をやらせるなんてね…
3.コンバイント視点
「この時間が戻らないかな!」
大丈夫、その一言で目覚めたから。
えっと?ここは自室の、奥らへん?
「心配したんですよ!?催眠みたいなことになっていましたから」
あ〜、思い出した。なんか窓から逃げようとした人がいたから、捕らえようとして、それがダミーで、本物に押さえつけられて、ひたすら同じことを言われたんだったぁ。あれはもはや拷問だってぇ。
「アラミレはあんな事にならないように、気をつけてね。どっこいせっと」
体を少しずつ起き上がらせた。まだ少し痛みはあるけど、大丈夫そう。なんか忘れているような…あ!
「街の保安はどうなった!?」
「どうやら催眠が目的だったらしいです。あの後領主の意識が遠のいた後、逃げようとしたので、私が捕まえました。同様の催眠をしてこようとしてきたのですが、一度見ているので脱却。その後人を呼び、その者を牢屋へ運びました。そして現在に至ります。街の方は落ち着いたみたいなので、おそらく牢屋から逃げるためかと」
「人を呼んだ、って、誰を呼んだの?」
「スターブルーム 、という人です。新入りの下働きみたいですよ」
え、そんな人いた?知らない名前だねぇ。
人が入ってくるとその名簿とかがこっちに回ってくる。だから知らない人はすぐに丸わかり。で、名前を聞いたことがない、ということは、
「アラミレ、その名前初めて聞いたよ。もしかしたら今回の騒動に関わっているかもしれない。ちょっと捕えてきてもらっても?」
「オルシエード様が安全だ、とおしゃっていましたが、お呼びいたしますか?
「一応」
いやホント懐かしくないですか?色々しゃべってたオルシエード。
まぁしゃべりが戻って来たけどね。ようやく。
逆にこっちはこんどからしゃべりが少なくなるってことだよね…
それを紛らわすためにか、次回から新視点に入ります。




