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プロローグ的なモノ3

やっと本題に入ります。けどもう少しプロローグは続きます。

 大男はハヤト達、3人の前にやって来ると


「シャロンますます可愛くなって、流石ワタシの妹でもお肌の手入れはちゃんとしなさい。若いからって油断しちゃダメよ〜〜」


「カールも久しぶりね。イイ男になっちゃって、でも浮気してシャロンを泣かしたらワタシが許さないわよ〜〜」


 と言いながら2人をハグしていった。若干2人共特にカールはハグされながら苦しそうにハヤトには見えた。

 2人の再会の挨拶が済むと大男は此方を向き


「ところで、そこのプリチーなボーイは誰かしら?」


 そう言われ視線を向けられたハヤトは内心色々ツッコミたいのを抑え自己紹介をする。


「えっと、オレ…僕はハヤト・アウルヴァンクルといって15歳になります。2人には旅でお世話になりました。」


「あら〜〜かしこまらなくてイイのよ〜〜ワタシも自己紹介しなくちゃね、ワタシは、このお店の店長兼デザイナーのアリエノールよ〜〜気軽に、アリエと呼んで頂戴ね〜〜ハヤトちゃん」


 ウィンクしながら歌いあげるような自己紹介をする、アリエノールことアリエに若干引き気味のハヤトと笑いをかみ殺すカールに、またかとため息をつくシャロンだった。


「おねいちゃん、彼はお客さんなんだから自己紹介済んだなら、さっさと案内してよ。おねいちゃんなら分かるでしょ?彼の着てる装備の凄さを」


 此処に来た理由はコレだ。ハヤト自身は今身に着けてる、装備一式はハヤトなりにランクを落としてたつもりだった。カールとシャロンはハヤトの装備にそれ以上のモノがある事は知らないのだが2人曰く


「ハヤトはモノの価値を知らなさすぎる」


 2人同時に言われたら、従うしかなかった。実際に知らないからだ。ハヤトの今の姿は薄汚れた薄い灰色のフード付きロングコートに皮の胸当て、皮のブーツに武器は刀を持っている。実はその全てが売れば王都で余裕で家が、買える品だとハヤトは全く気がついてない。刀は最初目立つ様なら変えるつもりだったが、あちこちの街に立ち寄った時、数は少ないが、刀を持ってる人も居たので、


(日本人ならやっぱエクスカリバーより政宗でしょ)


 厨二病丸出しな考えで刀を持つことにした。

 結局それが、武器防具に詳しいカールと服飾に詳しいシャロンの興味を引く事になってしまったのは仕方ない事なのかもしれない。そんな世間知らずなハヤトをアリエは見て


「確かに、コレはマズイわね〜〜こっちにいらっしゃい、普通のモノを見繕ってあげるから」


 二階の売り場に連れていかれ、売り場を周る事10数分両手に沢山の服を抱えるハヤトをアリエが


「さぁあっちに更衣室があるから着替えてらっしゃい〜〜」


 力強く背中を押されハヤトは、いくつか並んでる更衣室の一つを選び開けたら、そこにはハヤトの、どストライクなスタイルをしてる美しい金髪の美少女が何故か全裸でいた。


(これがラッキースケベかぁ)


 この数分後にガッカリスタイルになるハヤトはその時は呑気にそんな事を考えていた。


 数分後、ハヤトは女性に剣を突きつけられていた。四つんばいのガッカリスタイルのハヤト、まるで斬首をされる前みたいだった。当然こうなったのはハヤトのラッキースケベが原因だ。更衣室を開け、美少女と目が合ったハヤトはそっと扉を閉めた。瞬間響き渡る悲鳴、ぶっとばされるハヤト、ぶっとばされたハヤトは


(アレ?俺おかしくね?なんで反応しないの?)


 思い起こす、この世界に来て4カ月の自分を…思い起こせば

 街でエロい服装のおねえさんを見ても、シャロンの胸の谷間を見ても全くハヤトの分身は反応しなかった事を、一番には思春期男子が朝起きたらなる現象が全くない。

 ここまで、脳内で考える事数分、怒り心頭の栗色の髪の女性に剣を突きつけられたハヤトは結論に達した。


(異世界でコレはないだろう〜)


 そう、ハヤトは15歳にしてEDになってしまった。







どこまでが全年齢的に大丈夫かイマイチですが頑張ります。

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