【第17話】なんじゃこりゃ?
投稿です。
投稿時間が乱れてすみません。
結構戦場から離れたな。
シーシナさんを木陰に横たえる。
翼も、足の傷も、顔の傷も再生しているようだ。
おおっ!さすが魔王サマの回復魔法!凄いや!
でも……目は、見えるだろうか?
あの腐れゲドーは大剣で、シーシナさんの顔を斬っていたのだ!
あいつは何の躊躇いも無く!
剣を!
女の子の顔に!
綺麗な瞳に傷を!
ああ、怒りが再燃してきた!
大地が揺れ始める!
「テ、テニサマッ!」
ファーファが慌てて話し掛け、怒りの感情を逸らす。
気分が荒れると、男性っぽくなる!落ち着かなければ!
「ご、ごめんよファーファ……ん?」
ここで、違和感を感じた。
「え?う、腕が!?」
腕が、長いのである!
いや俺の……私の腕、こんなに長かったか!?
え?指も長いぞ?
いや、腕や指だけじゃない!
慌てて立ち上がると……む、胸が!?
だゆんっ、と重そうに揺れる胸。
お、重いっ!
見下ろすと、胸が邪魔で、足が……つま先が見えない!
「なんじゃこりゃ!?」
ピカピカのファーファに映る二人の女性。
一人は仰臥しているシーシナさん。もう一人は……誰!?
その女性と目が合う。
メガネっ娘?
いや、成人した女性だ!
よく見ると、背中にひのきの杖+3を背負っている。
え?
………おおおおおおおおおお俺じゃんっ!
なんじゃこりゃああああああ!?
力を欲したから成長したとか!?
こ、このボディー、やわやわして、なんか怖いよっ!
わたわたしていると、視線を感じた。
チラッ。
サキュバス、シーシナさんと、目が合う。
見つめ合う2人。
頬を真紅に染め、うるうるした目で俺を見つめている。
「あ、あ……あの……お」
「お?」
「お姉さまが……私……助けて下さったのですか?」
胸の前で腕をクロスし、身を捩るシーシナさん。
お姉さま!?
いや、俺明らかに年下だし。
「……あの、黒い炎の巨人様はどこへ?あの方にもお礼を……」
「え?見えていたの?」
「微かに、魔力で見ました……とても……高貴な魔族の方のようでしたが……」
高貴!?
誰のこと!?
夢を壊すようで悪いけど、そいつも俺だよ?
あ!
ここで思い出した!
一週目のセリフ!彼女が言ったこと!
確か……倒れている私にXXXXXやXXXXXなことをしたんでしょう!それにXXXXXまで!と……。
とんでもないセリフだったので、覚えている。
ここは先手を打って、無実を証明せねば!
「私は、倒れているあなたにXXXXXやXXXXXなことは、していませんからね!ましてXXXXXなんて考えつきもしませんからっ!」
このセリフを聞き、固まって動かなくなる、サキュバス・シーシナさんとファーファ。
あれ?
選択間違った?
「テニサマ?」
次回サブタイトルは 【第18話】それは誤解です! です。
もう幾つ寝るとお正月ですね。




