【第18話】それは誤解です!
こんにちは、投稿です。
「……したのですね……私に……XXXXXやXXXXXなことを……」
ポロポロと、綺麗な目から涙を落とすシーシナさん。
「え?何んで?どうして、何もしていないよ!?」
「ましてXXXXXまで……お、お姉さま!この責任は取ってもらいますからっ!うわああああああああんっ!お姉様のド変態っ!」
ばさばさばさっ!
「あっ!」
サキュバス・シーシナさんは飛び去った。
「誤解!誤解だってばぁ!それは誤解ですっ!」
目が点になる俺。聞こえたかしら?
いや、だから何もしていないって!
俺サマは鬼畜じゃありません!
「……ファーファ」
「……?」
「翼や目、心配ないみたいだね」
お顔の傷も、残っていなかったし。
こくこく。
ん?ファーファがじっと私を見ているけど?
「なに?」
「ヘンタイ」
「!!!!!!!ち、ちがうよ!ファーファ!あれは一週目の誤解を解こうと!」
「更ニ深マル誤解」
「うっ!まさかの追い打ち!?」
気が抜けると、プシューッと魔力が拡散し、俺は元の姿に戻ってしまった。
「……よ、よかったぁ、元に戻れたよ!」
この姿が一番リラックスできるみたいだ……女の子だけど。
胸を触ってみる。
ペタペタ。
……なぜだろう、すごく安心する。
「ヘンタイ」
「ファ、ファーファ!酷いこと言わないで!悲しくて泣いちゃうよ?女の子の身体って、戸惑うことばかりなんだから!」
うう、涙出てきた……しくしく。
「……ゴメンナサイ……テニサマ……」
暫く、ぼーっと座って、シーシナさんが飛んで行った方向を見ていた。
「ねえ、ファーファ」
ここで疑問をぶつけてみる。
「?」
「ファーファ、パワーアップしていない?いや、しているよね?」
あの雷とか凄かったし。
「テニサマカラ貰ッタ」
「え?私から?」
「テニサマ祈ッタ!再生、回復、ファーファガ、強ク成リマスヨウニッテ!」
「ああ、そうだね」
そう、強く願った。
壊れないように、傷つかないようにって。
巨大な星雲が蠢き、意識を失うほど祈った……。
「それでパワーアップ?」
コクコクと激しく頷くファーファ。
「ファーファ」
「?」
「強くなったけど、無理はしないでね?」
「!……ハイ」
「約束だよ?」
「……ハイ」
そんなことをお話ししながら、ファーファと森の中を歩いた。
気がつくと、いつの間にかボウロウロ騎士団の反応が消えていた。
マップに反応が無い、誰かが、回収したのだろうか?
更に歩く。
夕暮れだ、ここらでキャンプかな?
次第に辺りが暗くなり始めた。
ん?これ、雨の匂い?
ぽつぽつと湿った音が聞こえ出す。
「……ファーファ、雨だ!」
何処かで雨宿りを!
ロロロロロッ。
遠雷?
遠くに雷の音。
黒い雲が広がり始め、雨音が強く鳴り始めた。
次回サブタイトルは 【第19話】雨宿り です。
今年も一年、ご愛読ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
では、皆さん、よいお年を。
次回投稿予告。
2024/01/01 深夜 1時1分 投稿予定。
寝てしまったらごめんなさい。




