第三十六話 新役員歓迎会
「不束者ですが、どうぞ、よろしくお願いします!」
柊さんが生徒会メンバーに深く頭を下げた。
俺が美術室から柊さんを連れてきたのだ。
「いえいえ、心強いです!こちらこそ、よろしくお願いします!」
会長は生徒会広報が見つかって本当に嬉しそうだった。
「一年生役員同士、仲良くしよっ!」
「は、はい!」
「今度、絵を見せてよ」
「よ、喜んで!」
天音と由奈も仲良く接している。
‥‥これなら、いい生徒会になるな。
俺はそう確信した。いや、せざるを得なかった。それほどまでに、アットホームな雰囲気なのだ。
「じゃあ早速、広報の仕事を教えましょうか」
「よろしくお願いします!」
「そんなに畏まらなくてもいいですよ。肩の力を抜いて、リラックスしてください」
「は、はい!」
会長が凄まじい手際で仕事を教える。柊さんも、会長が言ったことのメモをとっている。
これなら、仕事の心配は無さそうだな。
◇
「‥‥はい。ここまでが広報の仕事となります」
「丁寧に教えていただき、ありがとうございました!」
「いえいえ、当然のことをしたまでですよ」
30分程経過し、会長による広報の指導が終わった。
‥‥ん?そういや天音と由奈が居ないぞ?
そんな時、生徒会室の扉が勢いよく開いた。
「新しい役員も入ったことだし、歓迎会と洒落込みましょうか!」
「お菓子たっくさん買ってきたよ!」
‥‥こいつら、絶対お菓子食いたいだけだろ。
「なら、紅茶を淹れ直しましょうか。‥‥そうだ、一つ、ティーカップが余っていた筈です。柊さんはそれを使ってくださいね」
「ありがとうございますっ」
会長が紅茶を淹れ、全員で乾杯をする。
「「「乾杯!」」」
「か、乾杯‥‥」
柊さんが空気に置いてかれている。
「今日は莉実ちゃんの歓迎会なんだよっ!楽しんで!」
「そうそう。私達だけじゃなくて、莉実ちゃんも生徒会の一員なんだから!」
「っ!りっ莉実ちゃん!?」
柊さんが恥ずかしそうに頬を紅潮させる。
なにはともあれ、このメンバーなら仲良くやっていけそうだな。
俺は静かに微笑むのだった。
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