表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/131

大きなからだ

とらのあなで店長と話している。ワンピースはまだまだ終わりが見えない。話は今お互いのやりたいことになる。店長はドローンを操縦できるようになりたいなという。近所の風景をちょっと上から見てみたいんだよね。鳥のように。わたしは吃音がとれたんでいつか接客のアルバイトしてみたいんですと話す。そうなんだと言って店長はしばし黙る。


「それは今すぐでもいいのかな?」


「え?」


店長が言うにはスタッフの一人がスケートボードで足を怪我してしばらく働けないから誰か人が欲しいとのことだった。治るまでの間だけど。それでもいいなら。


「いいんですか?」わたしは戸惑う。そんなことあっていいのだろうか。


「色々あったけど、あったせいか、君のこと信用してるんだよね。変かな?」


「変です」店長はふふっと笑う。大きな体にたくさん、とてもたくさん。


「毎週俺たち話してたからね。お互いこれ以上ない面接だったんじゃない?」やろうよと店長がいう。堪えるが、鼻水は出てくる。願うこともできなかった。これではないだろうか。きっとこれがそうだ。


「あるから言葉もあるんだ春もういちどサンタクロースを信じる」とわたしは詠う。


後日、真新しいスタッフ用のエプロンに身を通す。今までとは違った視点で店内を見渡す。予感していたが、この仕事は図書委員の仕事に似ているところがある。だから割とすぐになじめるようになった。当初は短期でとのことだったが、結局はそのまま続き、大学入学後も続け、卒業後は社員になった。門外女だったBLもその頃には微に入り細に穿ちお勧めできるようになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ