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勇者はおっさん?俺は?《おっさんを助けたら巻き込まれて召喚されたので好きにさせてもらいます》  作者: 盾乃あに


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3/13

読書


「ありがとうございましたぁー!」

 と商人ギルドから出て行く。


 (よしよし、これで当面の資金は出来たな。でもAランクになるなんてな)


 Aランク商人になると年金貨10枚も払わないといけないなんてな。


「まぁ、当分はこれで暮らせるが、レベル1ってのも考えもんだな」


 レベル5、6が普通の大人の平均レベル。

 (これじゃ赤子と一緒だからな)


 また古本屋に立ち寄ると、

「おー、また来たんかい? 前の本は読んだかい?」


「読ませてもらったよ、古本の買取はやってるの?」


「やっとるが、安くなるぞい?」


「ならやめとくよ、また見させてね」

 と見て行くと、やはり魔法系の本が豊富にあるな。


「お婆ちゃん、回復魔法はないの?」


「しー……それは教会が牛耳ってるから出回らないよ!」

「そうなんだ。分かった」

 回復魔法は特別らしいな。


「お婆ちゃん、これとこれとこれも買うけどいくらになる?」


「んー、じゃあ、マケて金貨1枚」


「買ったぁ!」

 とお得? に本をゲットした俺はそのまま宿に帰って読み漁る。


「ステータス」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 堂本 健人(ドウモトケント) 20歳

 レベル1

 スキル 生活魔法 時空間魔法 剣術初級

 四大魔法

 ユニーク 読書 収納 ショップ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 (よし! これで魔法は行けるな! ……でも、魔力が心許ないから剣術でとりあえずはレベル上げしないとな)


 下に降りて飯を食い、一週間分払って部屋を取り、今日のところは寝てしまう。

 


 翌日、とりあえず冒険者ギルドに行こうか。


「それよりもまずは剣と防具だな!」

 女将さんに教えてもらった武器屋に行く。


「おう、なんだ? ヒョロイのがそれで武器を扱うのか?」

 とドワーフと言われる小さな髭が生えた男性が裏から出てくる。


「はい、剣を買いたいんですが」


「ほれ、とりあえず持ってみな」

 と投げ渡される剣を受け取り、鞘から抜いて構えてみる。


「ほう、基礎はできてるようだな。じゃあ、ヒョロイからこれはどうだ?」

 と持って来たのは飾りがついた両手剣。


「あ、はい、しっくり来ます!」


「そっか、なら金貨5枚だ」


「高っ! え! これなんですか?」

 思ったより高くてビックリすると、

「ミスリルを使ってるから思ったより軽いだろ? 悪いがマケてやれねーぞ」


 (ミスリルか! 流石に異世界だな)


「分かりました、これを買います!」

「お! 分かったみたいだな! よし、手入れの方法を教えてやる!」

 と手入れの方法を伝授され、解体用のナイフ等の道具も買わされた。


 (くっ、この商売上手め!)


「次は防具屋だな」

 防具屋に着くとお姉さんが勧めてくる。


「あんたがどんなもんかは武器でわかるからこれ買いな!」

「あ、は、はい」


 有無を言わさずに甲冑では無く、革鎧と言うモンスターの皮で作られた鎧を勧められる。


 (あ、思ったより動きやすいな)


「今動きやすいと思っただろ? それなりに柔らかくして慣らしてあるからな! あとはブーツだな!」

 これまたブーツもピッタリで買うしか無かった。


「金貨10枚! 毎度あり!」


 結構な散財だな。


 だが、剣帯や手入れ道具も一緒だからまぁ、いい買い物だ。


 そして、昼前にはギルドにて、討伐モンスターを選ぶ! 

 が、今回は初めてだからスライムやゴブリンなどの常駐依頼だ。


 張り切って門から外に出る。


 3方向に分かれた道に草原、奥には森が見える。

 

 晴れた青空にスライムが跳ねているので剣で斬ると“プジュル”とスライムゼリーになる。


 これは美容に良いらしくて奥様方に大人気らしい。瓶に入れて持ち帰る。


 魔石もクズ魔石と呼ばれる小さな魔石を落としたのでそれも収納する。


 

 夕暮れ時になるまでゴブリンとスライムを狩っていたが、時間なので帰る。


 門兵にギルド証を見せて入れてもらう。


(クリーン)


 もう言葉にしなくても魔法は使えるようになった。

 今のレベルは6、ちょうど大人と同じくらいだ。


 ここからまた上げていかないといけない。


 翌日は、森に行く。


 レベル上げは少しでも上がりにくくなったら別の場所に行くのが基本だと言われた。


 (くっ! ホブゴブリン!?)


 こんなところで格上に出くわすとは、運が悪い。


『ウインドカッター』

 “ビュビュン”と鎌鼬がホブゴブリンを切り裂き倒す。


 格上を倒したのでレベルが上がった。


 (だがこれ以上は攻撃魔法が使えないな)


 森で亡くなる冒険者が多いのはイレギュラーのせいだな。


 俺は死にたくないんでまだ草原で魔力が回復するまでスライムを狩る。



 そして一週間、

「ステータス」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 堂本 健人(ドウモトケント) 20歳

 レベル16

 スキル 生活魔法 時空間魔法 剣術中級

 四大魔法 解体 

 ユニーク 読書 収納 ショップ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ここまで上がったので森では敵はいなくなった。次の場所に行く必要があるようだ。


 (だが、丸尾さんが魔王を退治するまでなんだよな)


 と思うがそれまでじっとしとくのも性に合わないので次の街に行くことにする。


 ルインでは古本屋で

 『初めての索敵』

 『薬学レシピ』

 『錬金のススメ』

 と言う本を買って、ルインから出ている乗合馬車に乗る。


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