異世界召喚
第1章 異世界でチート?!
「空が青い……」
何故?さっきまで夜だったはずだ。
それに俺はなんでこんな草原にいるのだろう。
確か冴えないおっさんをトラックから助けて……そっからどうしたっけ?
俺の格好はバッグを背負いジーパンにシャツにスニーカー。
その時歓声が上がるのが聞こえたので行ってみることにする。
城壁と言うのだろう壁伝いに声のする方に行ってみると、
「おっさん?」
(凄いこれぞ勇者的なコスプレをしているおっさんだな)
あ、こちらに気付いたようで走ってくる。
「やぁ、君か! 助けてくれてありがとう! お陰で死なずに異世界転移したようなんだよ! 本当にありがとう」
おっさんは白銀の鎧を着てどこかに向かうようだ。
「え? 異世界転移? それにその格好」
「異世界って知らない? よくラノベやアニメになってるんだけど」
(それは見たことはあるがこれがそうなのか?)
「そうかあまり知らないなら大変かもな、あ、この格好は勇者になったんだ! 俺は生まれ変わって魔王を倒しにいくよ!」
(そ、そんな簡単に魔王倒せるの?)
「僕は丸尾って言うんだ。これ少ないかもしれないけど取っといて」
「お、俺は堂本です。あ、ありがとう」
と袋をもらうが重いのでバッグに入れておく。
「でも。それにしても勇者召喚は俺1人のはずだったのに、巻き込まれてしまったんだな」
(巻き込まれる?あぁ、本当は丸尾さんだけだったのか)
「『ステータス』を見ると自分がわかると思うから、それでなんとか生き延びてくれるかい? 俺が魔王を倒すまで!」
と言うおっさんはとてもさわやかだな。
「え、あ、はい、頑張ってください」
「ありがとう!」
おっさんは颯爽と大勢の歓声の中、他の騎士達に囲まれながら出ていった。
いきなりすぎて呆気に取られていると、
「おい、中に入るのか? 勇者様と知り合いのようだったが?」
「あ、はい! 中に入れてもらえますか?」
門兵の人だろう、甲冑を着て槍を持っている人に声をかけられる。
「そっか、なら身分証はあるか?」
「え?」
「あるだろ? ギルド証くらい」
「も、持ってないです」
「え! じゃあ作って来なさい。これで一時的に入れてやるから」
と木札を渡される。
「これは仮の手形になるから急いで作って来てくれよ? 1日過ぎると罰金だからな?」
「わ、分かりました」
と中に入れてもらう。
門の中は賑わっていて獣のような人や鎧を着けた人などがたくさんいた。
(本当に異世界なんだな……)
と少し見てからまた門に戻りギルドの場所を聞く。
聞くと真っ直ぐにいった場所らしいので、そのまま人の流れに身を任せ真っ直ぐに歩いて行く。
すると剣と盾の看板があり冒険者ギルドと書いてあったので中に入る。
(なんで知らない文字なのに読めるのかな? 流石、異世界転移……)
受付に『ギルド証』を作りにきたと言ったら簡単な紙の用紙と水晶を出してきたので、紙に書いてみると分からないのに書ける?
(流石異世界だな)
そして水晶触る。
ランクがあるらしくFからSまであるらしい。もちろん最初はFからだ。
カードができたので急いで戻り、門兵に木札とカードを見せると笑顔で。
「良かったな! これで自由に中に入れるから、ようこそルイン城下町へ」
「は、はぁ」
(ここはルイン城の城下町になるのか)
それより1人になりたかったので1人になれるところを探すと宿屋があった。
“カランコロン”
「いらっしゃい! 銀貨1枚で一泊朝食付きだよ」
「あ、じゃあ一泊お願いします」
と勇者のおっさんからもらったお金で払う。
(銀貨一枚で一万円くらいかな?)
201号室に鍵を開けて入る。
(ベッドにテーブル、椅子に窓、シャワーやトイレもあるな! それなりに過ごせるからいいかも!)
ようやく落ち着ける場所ができたので、ステータスというものを見よう。
「ステータス」
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堂本 健人 20歳
レベル1
スキル
ユニーク 読書
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“ブォン”と目の前に四角い画面で現れた。
え?どういうことなんだ?
(とりあえず本を探さないといけないんだよな?)
受付になにかないか聞いてみると、『初めての生活魔法』と言う本があったので借りて読んでみることにする。
とりあえずその本を読んでみる。
書いてあるのは(トーチ、ウォーター、ブリーズ、ホール、クリーン)があるらしく、やはり知らない字で書いてあるが読めるので最後まで読む。
そして違いはあるのかとステータスを見てみる。
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堂本 健人 20歳
レベル1
スキル 生活魔法
ユニーク 読書
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「おぉ! 流石にこれはチートだな」
とりあえず『クリーン』を使ってみる。
「クリーン」
パラパラと汗の粒や埃なんかが下に落ち、髪もスッキリした。
(す、すげえなぁ。これが魔法か!)
下に降りて本を返すついでに図書館はないか聞いてみるが城にはあるようだが、街にはせいぜい古本屋くらいらしい。
日もまだ高いので俺は古本屋の場所を聞くと外に出る。
人が多いので避けながら歩いて行くと古本屋があった!
中に入ると本独特の匂いがして安心する。
「なんだい? 何か探し物かい?」
中からお婆ちゃんが出て来た。
「あ、少し見させてもらってもいいですか?」
「あぁ、気に入ったのが見つかればいいねぇ」
とお婆ちゃんが椅子に座ってこちらを見ている。
本棚を見て回ると、『剣術指南書』や『初心者でもわかる炎魔法』など色々と目移りするが、とりあえず、
「これでいくらになりますか?」
「また変な本を読むんだね? これは売れなかったから金貨1枚ずつ、こっちはたくさんあるから銀貨5枚でいいよ」
金貨2枚と銀貨5枚を渡して本をもらう。
(流石に本は高いなぁ)
3冊の本を手にした俺は、宿屋に戻ると早速読書タイムだ。
手に入れたのは『剣術指南書』と『時空間魔法 上巻』と『下巻』の2冊。
(これがもし俺の思った通りなら)




