前へ目次 次へ PR 17/30 二度目の愛悼 何度も囁いてくる愛の言葉。 一度は失ったと思ってた。けど戦地から戻ってきた。でもそれが逆に、怖かった。また彼を失うんじゃないかと。 この愛に怯える私を優しく包み込む腕。ずっと恋しかった温もり。また聞きたかった声。 潤む瞳で見詰めると、ぼやけて見えた貴方がまた消えてしまうんじゃないかと恐れた私は、気付くと口づけされていた。その唇に夢中で縋る。 そして体を重ねた。 ずっと欲しかった、彼との甘い時間に身を委ねて。