前へ目次 次へ PR 10/30 言葉が足りない 目が合う度に、口づけを交わした。触れ合う度に、情熱に溺れ夢中で愛し合った。 寝ても覚めても貴方の事ばかり考えて、いつも私は愛を語った。でも貴方が返すのは相槌やたった一言だけ。次第に覚える懐疑心。 もう、そんなに私を愛していないのかしら。本当は、体だけかも知れない。 ついに私から切り出した別れ。立ち去る私の背中に一言だけ、小さく呟く彼の言葉は私の耳に届かなかった。 「今後一生涯、お前以外誰も愛さないだろう」