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光と闇を従えた俺の黙示録  作者: pocho
第一章 国立魔道法務学校編
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第一話 魔力の数値は0でした

今日の空は快晴で雲一つない満天の青空だった。


今日も教室の窓から見える景色は何の変わり映えもなく、今日も世界は順調に今日という時間を何事もなく刻んでいるようだった。それになぜか腹がたった。


 理由は明確


全部あの男のせいだ。


ー8年前ー 父親は何も言わずに当時9歳だった俺達の前から急に姿を消した。


それ以来母親は毎日遅くまでスーパーのバイトやら、コンビニのバイトやらで働いてなんとか生活できるようにしてくれている。


妹はまだ小学2年生で、母親は家族のことは俺に丸投げでずっと何かが壊れているような目をしている。


妹は俺よりもずっと寂しいに違いない。


そんなことを思っては頭の中の父親に怒りをぶつけている。


そんな生活も高校生になったら終わると勝手に思っていた。


というのもこの世界では生まれた時にそれぞれに魔法が与えられる。

そして満17歳になると奥底に今まで眠っていたその能力が開花するのだ。


魔法というのはこの世界において金よりも大事なもの。

その能力の内容、階級次第で将来就職できる会社も、人生も全てが決まる。

階級は銅級〜金級まであるとされており、金級近づけば近づくほど良い。


今日はそんな満17歳のものたちが一斉に集められそれぞれの保有魔力量やその能力の内容その総称の魔法力、そして最も大切な階級が決められる人生の分かれ道である。


流石に国営ギルド運営の一大イベントともなると会場の雰囲気も違う。今まさに誕生するかもしれない未来の可能性たちを、我先にと取材しようとするマスコミたちで、会場の入り口は正面がわからなくなるほどの人だかりができていた。


列に並んで自分の順番を待っている間にも銀級がでただとか、あたりの魔法の持ち主が出たとかで会場は盛り上がっていた。今頃マスコミたちが一番気にしているハンターになるのかについて問い詰められていることだろう。


【ハンター】それはこの世界で最も稼げる仕事であり最も殉職者が多い職業である。

その仕事内容は主に二つ


・この世に開いてしまったゲートを攻略し閉じること

・国営ギルドの任務を遂行すること

そしてハンターの中でも階級というのは大切で、特に階級が上がれば上がるほどその優遇も良くなる。


国際魔法連合の統計データによると

銅級 最低基準

銀級 全体の約5〜10% (10000人に1人)

金級 全体の約1%(世界でも100人程度)となっている。


ハンターという仕事は男女問わず全子供の憧れであったため一度は夢見るものだ。


昔母親に将来はハンターになると言ったことがあった。

その時、母親は少し困った表情を見せていたのを覚えている。


ハンターはその殉職者数から親の反対率がとても高い。だが今はそんなことなど言っている場合ではない。

なんとしてでも俺が母親の代わりに稼がなくては、俺が家族を支えなくては。

ふとそんなことが頭をよぎった。


「次、天宮カイトさん」

とうとう俺の番だ、流石に緊張するが未来で活躍している自分の姿を思い浮かべてなんとか気持ちを沈めた。


手を魔力判定機に乗せる


「こ、これは、、、機械が壊れたのかな」

別の測定員もやってきた、もしかすると金級なのかもしれない。

そんな淡い期待を持ちながら恐る恐る聞いてみた


「ど、どうですか?」


「その、大変言いにくいんですけど」


「魔力が感じられません、0からメーターが動かないんです。ましてや魔法の内容、いえ魔法自体が無いと出ているんです」


そんなバカなことがあるのか?、、、

以上記念すべき一話でした。少しでもいいな、続きが気になると思ったら評価とブックマークで応援していただけると励みになります!

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