表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/43

第20話 お茶会

いきなり、少し人が増える会です。

まぁ、他の貴族の方が出てきてしまうのは、仕方ないことなので、許して欲しいです。

キャラとしては、とりあえず召喚したので、今後生きるかは、私も知りません

 王都に帰ってきて、しばらくしてから、お母様がお茶会を開いたり、招かれたりするようになった。

 それは、今までと何ら変わりの無い光景ではあったが、今年からは私も一緒に招かれるようになっていた。

 子供としてではあるが、本格的に社交の場に出る年頃となったということだ。お茶会の規模や内容次第では、マブルも一緒に招かれて挨拶回りをしていた。


 その挨拶の中で感じたのは、やっぱり。。。

と、思考を回していたのに、その実感させてくれる子と目があってしまった。私の方に寄って来てくれているのだから、公爵令嬢として、話しかけなければいけないかな。

『御機嫌よう、リース様。』

『御機嫌よう、ヒーラン様。本日は、マブル様はいらしていませんのね。』


 リース・グレイシア侯爵令嬢。家格としては、1つ下だが、公爵家は王族の血筋をある種多く引いているだけなので、考え方に寄っては、立国当時から存在する侯爵家は、ほとんど立場的には変わらない。

 よって、わざわざ公爵家に取り入るよりも、侯爵家同士で血を繋ぐのも珍しくないのに、わざわざ義姉弟として、公爵家の血筋が弱いマブルに言い寄っているのである。

 マブルは義弟の為、結構いろいろと面倒な制約を持っている。

 私も父としても、別にどうでも良いのだが、世間体を考えて、マブルに向けられる目を考えるなら、きちんとしておかなければならない。


 マブルの跡取りとなる、子供には、私の子供から相手を迎える事になっている。その際、私にもマブルにも、教育面で失敗は許されない。

 最初軽く聞いた時は、楽観視していたが、私がいずれ、婚約破棄されるかもしれないという事を考えると、二人の子供が家柄の事を考えず、婚約破棄するとか言い出したら、まずいので、そういった事をきちんと考えられる相手が良い。


 まぁ、そんな事、公に口にはしないけど、考えればある程度の面倒が存在することは、大人が理解しているはずだ。

 それでも、こうやって、リースのようにマブルに近づく女性がいるというのは、それらを補えるだけの魅力がマブルに、あるということだ。


 うん。流石、私の義弟。


『今日の参加者は、大人も子供も、女性しかいませんからね。それに今日は、ギル様やリンゼン様と稽古だそうですわ。』

『そうですの。残念ですわね。ヒーラン様もギルダント皇子に会えず、寂しく思いませんか?』

『そうですわね。寂しくはありますが、お茶会は女性の役目ですから、きちんと、こなしてこそ、胸を張ってギル様とお会いできるというものですわ。』


 新緑に少し癖のある髪を揺らし、薄緑の長い睫毛を伏せているため、少し寂しげな表情を見せるリースに、私はそれでもしなければいけないことがあると、堂々とした微笑みを送ってあげる。

 その表情が届いたのか、リースもハッとした顔をした後、表情を引き締めた。


『そうですわね。私もマブル様に必要とされる女性になりたいですもの。』


 社交にやる気を見せたリースに、もう一度微笑んでおく。

 本当は、頑張って、とか声をかけたい気もするが、私が声をかけてしまうと、ヴィルランク家が後押ししているように見えてしまう。

 せっかくこのような、マブルがある程度好きに選べる状態になっているのだから、私は下手に口を出さず、見守っていよう。


 マブルがどんな子を選ぶのか気になるし。


 リースと話していると、他にも数名の少女達が寄ってくる。

 王妃様が用意してくれていたお茶会は、良くも悪くもギル様に興味あって、家が同列位の子が多かった。男の子もいるので、ずっとギル様といる必要はないんだけど、ギル様と仲良さげにして、牽制しないといけないし、ギル様に近づく子は、私を妬んでるから近づかないし、両親が近づけたいだけで、その子自身はギル様に興味を持っていない子は、いろいろと距離を取ってるしで、こうやって私の元に、好意で人が寄ってくることは少なかった。

 けれど、現在は、お母様の派閥や中立的な子が多いお茶会なので、この中からある程度、自身の派閥の子を取り込んでおくべきなのだろう。学園でも、一人じゃ寂しいしね。

 けれど、私はギル様の婚約者という、優良物件として見られているのだろうけど、いずれ破棄される可能性もあるのよね。

 この中には、私の派閥に属することで、私の後ろ盾から、良い結婚相手を見つけたい子もいるだろう。けれど、そうやって繋いだ結婚だと、どんなに思い合っていても、私が破棄されたとなれば、彼女達のも消える可能性は無くはない。

 派閥を作るのも考えものね。


 公爵令嬢として、作らないなんて、選択肢はないんだけどね。


 そんな感じで、お茶会は進んでいた。


『御機嫌よう、ラーリン様、エレブ様』

『御機嫌よう、ヒーラン様。氷雪の様にきめ細かい白い肌に、雪解けの様な澄んだ水色の髪、本日も、大変お綺麗ですわ。』


 これでもかと、誇張して褒めてくれるのは、エレブ様。ラントワ伯爵の令嬢で、勉学が得意な努力家な女の子。

 少し吊り目で、濃い赤の髪を1つの三つ編みにしていて、知的なイメージ。

 この子も最初、マブルが気になっている女の子だった。そして、遠回しに、マブルが私を立派な姉と褒めてたらしいけど、本家だからって、手柄を奪ってないよなと、探りを入れていた子でもあったはず。


 まぁ、必要最低限のマナーは守ってるし、私の出方を伺っていたので、誇張なしで知識を披露してあげたら、なんか凄い懐かれた。

 努力出来て、頭の良い、権力者が好きみたい。私としても、彼女は努力家の様で、能力も高そうなので、気にしない。

 彼女なら、たぶん、上手く立ち回れるだろう。


 ラーリンは、カノライア子爵の娘で、エレブとは幼馴染らしい。領地が近い為に、親同士仲が良いみたい。

 金の長髪に、私の様に若干の垂れ目で、少しおっとりした雰囲気を持つ、ラーリンだが、カノライア子爵は騎士の家柄の為、剣が得意らしい。

 嗜む程度とかではなく、彼女自身も騎士を目指しているそうだ。

 なので、いずれお爺様にまた、稽古をしてもらったら、ラーリンに相談してみても良いかなと思っている。まぁ、私は嗜む程度のつもりだけど。


 他にもいろいろと顔を合わせたが、学年を考えるなら、とりあえずこんなものかしら?

 先輩や後輩にも、顔の知れた人は欲しいけど、まだ保留ね。


 誰にでも分かる形で、悪口や嫌がらせをしてくる人はいないけど、人目を盗んだり、遠回しに何か言う人が全くいないわけではない。

 皇子様との婚約って、夢見がちに言われやすいし、嫌味とかではなく、私に憧景の眼差しを向ける子も多い。


 憧れられるなら、次期王妃として、お手本になれるような行動を取らなければいけないし、お茶会中は、何処にいても誰かしらの視線が目につく。


 仕方がないことだし、これからギル様の婚約者でいる間は、必ず付いて回るものだと、わかっているが、慣れないと凄く疲れる。

 まぁ、それ以上に辛いこともあるのだけど。


 上手く社交をこなして、アリルやマリネとお話したい。二人と話しながら、二人の殺し方を考えれば、ストレスが少しは収まりそうだ。


 あとは、マブルかな。マブルが一緒に回っている時なら、マブルにも会話相手が分散されるし、マブルとも会話をしながら、今この場でマブルを終わらせることが出来たら、いろいろな面からも楽になるのにとか、思いつつ、そんな衝動的に起こすよりも、きちんと場を設けて、殺した方が私にも、マブルの為にも、良いかもしれないな。とか、考えていれば、上手く発散させながら立ち回れるんだけど。


 人の思考は移ろいやすい。相手の考えや気持ちは、理論的に仕草や雰囲気からもある程度読めるけど、理論に決め打ちして、見極められない数少ない事柄だ。

 理論や過去の記録から、今後の方針や考えを導ける法整備や領地改革などとは違い、人の思考に絶対はない。だから、読むのは難しく大変だ。


 わからないわけじゃないけど、知識は大体が理論的に成り立った事柄だったからな。

 その人の考えが入っていても、理論的で、感情論は入っていない。


 もっと、物語とかを読めば勉強出来るのかなぁ。ギル様との馴れ初めや恋に関する会話は、次期王妃候補として見られる以上にストレスだ。


 ボロが出そうで難しい。

 恋心はどうやったら勉強出来るんだろう。

 マブルの事を、横から見てるのは楽しいんだけどな。

 はぁ。




風邪をひいて、せきゴホゴホです。

鼻詰まりも辛いですけど、これが風邪のせいか、花粉のせいか、わからないのが、一番辛いです。

早く治んないかな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ