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第15話 領地で街散策

キンハ楽しかったです。無事クリア出来ました。

今後も楽しみです。

その結果、寝不足だったのか、昨日書いている間に寝落ちたようです。びっくりしました。

結果、今日頑張って書きました。

はい、反省はしています。

しかし、展開が気になるキンハのせいです。私は悪くないと思いたい!

思いたいだけです。はい。

 マブルに他の令嬢のつもりで媚びを売ってみたのだが、違うと言われてしまった。頭の良いマブルに対して、勉強の質問は一番無難であり、マブルを立てやすいと思ったのだが、なにが違ったのだろう。

 私が首を傾げていると、マブルは困ったように

 教えてくれた。

 内容が難し過ぎると。

 普通の令嬢は質問に趣を置かない。会話の導入部であり、そこから話題を広げようとするものだと。

 あの話題では、討論一つで時間が終わると言われてしまった。

 確かにそうかもしれないが、あれだって意味のない会話ではない。本気で考えをぶつけ合うからこそ、見えてくる相手の本質があると思うのだが。マブルはそう思わないのだろうか?


 いや、マブルはどちらかというと、そういった事を考えるのは好きだと思う。普段ならば、ああいった話題を振れば、きちんと答えつつ、私の意見も大事な視点として、記憶するように心がけているし。

 もしも、私以外の令嬢にあのような質問をされたら、疑問に思いつつも討論をして、気づいたら嬉々として会話をしていそうな気がするんだけどな。


 違ったのだろうか?



 まぁ、考えてもわからないので、諦めよう。ギル様に対して、他の令嬢と同じような行動をするつもりはあまりないし、今後マブルを口説くような事もないので、頭の片隅に寄せとくぐらいで平気だろう。


 その日は、その後、自室に戻った後、夕食に呼ばれた。

 夕食の場で、前々から伝えてはいたが、領地を見て回りたいと、再度伝えたところ、もともと領地について教えてくれるつもりではあったが、こちらでの仕事を片付ける必要があるので、まだ待って欲しいとの事だった。

 その代わりとして、街を見て回る許可が下りた。





ということで、今日は領地の街見学です。

 いつもより、服のグレードを落とし、平民に近い服装をする。マリネとアリルも似たような服装だ。マブルも来るかなと思っていたが、護衛が大変になる事と、裕福に見えるほどの環境下で育っていない分、街くらい行ったことがあると言われてしまった。

 それより、屋敷の中や庭園など気になった所を重点的にもっと詳しく見たいようなので、今日はお母様と散策するようだ。


 なので、パッと見は私とアリルとマリネで行動する事になった。まぁ、程よい距離感に護衛がそれなりにはいるんだが。


 街付近までは馬車だが、それ以降は徒歩で向かう。馬車に揺られつつ、少しずつ街が大きくなってきた。


 今日は何が見られるかしら?

 ヴィルランク領の土や気候、それらを基に、栽培されている作物など、農業関係は、お父様とお話ししつつ知りたいことなので、今日は関係ないかな?

 魚介類に関しては見ておきたいわね。たしか、海に面した領地は数カ所あるはずだけど、潮の関係上、種類や漁獲量も一番豊富だったはず。海の方には、お父様と行くとして、市場に出回りやすい魚については見ておきたいわね。

 あとは、海を挟んだ向こう側に位置する国からの貿易品かしら?海を通して貿易が出来る分、ヴィルランク領は物が雑多に多かったはず。

 結構、良い土地を貰い受けている気もするが、まぁ公爵領なのだから、当たり前か。


 街から視線を馬車の中に戻すと、アリルと目があった。


『お嬢様は街で何を見たいんですか?』

『そうね。まず、王都との市場の違いとかは気になるわね。うちの領では海産物と貿易品が多いはずなのよ。そのあたりを見つつ比べて見たいわ。』


 馬車の中からでも、見て取れるものはたくさんあった。物価とか活気とか、人の表情や物の値段、見るだけで理解できることはそれなりにある。だから、比べることは出来るだろう。


『あとは、直接会話がしたいわ。』

『会話ですか?』


 アリルではなく、心配そうにマリネが反応した。


『大丈夫よ。お店の人とかと話がしたいだけだから。所構わず聞いて回りたいとかではないわ。』

『そうですか。。。』


 まだ、少し心配そうだが、護衛の人に視線を寄せても、護衛の人は頷くだけだ。大丈夫みたい。

 マリネだって、外に出かけたりするし、そこまで警戒して出掛けているようには見えない。そこまで敏感になることではないと思うのだけれど。



『ランちゃんランちゃん!なにこれ??魚と混ざって面白いのがいるよ!!』

『それはカニっていうの。昨日の料理にも入ってたはずだけど。リルちゃんのには入ってなかった?』

『えー?こんなハサミ見たいなの入ってたかな?』

『スープに赤と白っぽい筋が入ってたでしょ?』

『んー!美味しかったやつだ!もともとはこの子なんだね。』

『リル、はしゃぎすぎよ。。。ランも、、少しは止めなさい。』


 今日は商人の娘達という設定だ。アリルもマリネもそして私も、あえて言葉を崩す事にしている。

 アリルは慣れてるけど、マリネは少し戸惑いを見せてるな。


 ある程度目立つし、金銭目的の誘拐犯の目には止まるかもしれないが、この街で簡単に拐えるとも思えない。

 人の多いところにいる限りは大丈夫だろう。


 まぁ、その上で狙って来ることがある時に、私が狙われる可能性を分散するための、二人なのだけれど。

 アリルとマリネに手を下すのは私なのだ。下手な事に巻き込まれて、2人を失うつもりなんてない。

 私達に下手な感情を向けている人間なんて、表情を見れば何となくわかる。

 2人の笑顔を奪うのは私だけだ。


『いいじゃない、今日くらい。』


 私が笑顔を向けると、マリネは困ったように、もうと呟くけど、その顔は優しい。


『せっかくだから、買っていく?リルちゃんも料理してみたいでしょ?』


 アリルの顔が最上級に花開いた。


『いいの??したいしたい!してみたい!』

『ええ』


 お父様に言って、それなりにお金は取ってきたから大丈夫でしょう。

 護衛の1人に目配せして、お家に届けてもらう事にする。


 その後も、色々と見て回った。買い食いなんて事もしたが、郷に入れば郷に従えってね。今日の私は平民なんだから、別に良いでしょう。

 イカ焼き美味しかった。


 まだ、日が下がるほどでもないが、やはり歩き回るのはそれなりに疲れる。体力が足りないな。

 なので、次が最後になるだろう。目に入ったのは雑貨屋のような露店だ。


『見慣れない物がいっぱいあるね。』

『そうね。たぶんだけど、貿易品じゃないかしら?』

『嬢ちゃんよく知ってるね。海を挟んだ隣国のアルガスからの交易品さ。気になる物はあるかい?』


 気の良い感じのおじさんが笑顔に聞いてくる。

 色々と気になるけど、この中なら水色の石でできた、アクセサリーが気になるかな。

 ラピスラズリなら見たことがある。濃い青色が、私の髪とも良くあった。

 けれど、別の宝石を囲んだり、デザイン性の為に追加されるものじゃなかったかしら?


『この水色の石が気になるわね。なんていうの?』

『お、良い目をしているな。ターコイズって言う石で出来ているらしい。アルガスでは宝石の一種らしいぞ。』


 その割には、こんな露店で叩き売られていて、平気なのかしら?値段は今までの物価を考えるなら、高い気もするが、貴族としたらそんなでもないわね。

 平民用で考えるなら、こんな感じなのかしら?


 ギル様に領地から何かお土産に買っていこうと思っていたけれど、悪くはないかな?

 値段的には、合わないけれど、子供同士だし、まだフェルナンド王国には浸透していないなら悪くはないだろう。

 それに、大事な人に自分と同じ色のものをプレゼントするという習慣がある。

 けれど、それは信頼の証にも近い。渡したとなれば、私の気持ちが周りにもそう見られる事になる。現状、それは避けたいのよね。

 そう考えると、ギル様に渡すかは迷いどころだ。


 けど、その前に。

 私はマリネとアリルに視線を向けた。

 マリネは黒髪黒目だから、割とどんな色でも似合うのよね。羨ましいわ。

 年齢的にもイヤリングが良いかしら?普段、あまり付けてる所を見ないけど、もう少しお洒落をしても良いと思うのよね。


 アリルも、茶髪だから悪くはないと思うけど、イヤリングよりもネックレスの方が良いかしら?まだ、アクセサリーとか、うちでは持った事がないし、ネックレスの方が無難よね。


『このイヤリングとネックレスをくれる?』

『買ってくれるのは嬉しいが、、君の色では埋もれないかい?』


 買って貰えるなら、そのまま売った方が良いのに、おじさんは私を心配してくれるみたいだ。


『大丈夫よ。私の色だからこそよ。お貴族様はそうするって聞いた事があるわ。』

『ほほう、なるほどな。それなら良いんだが、お金は大丈夫かい?』


 ませてるとでも言いたげな顔をしながら納得してくれたみたいだ。

『ええ。』


 私は護衛の方に目配せをする。

 うん。お小遣いたくさん貰っといて良かったわ。

 マリネが首を傾げているのが、少し目に付いた。




 家に着いてから、休む為に、マリネはお茶を淹れに行ってくれた。その間に、私はアリルに着替えさせられる。


 着替えたマリネが紅茶とお菓子の準備をしている間に、アリルも着替えに向かった。


 一息入れながら、待った後、まだ元気そうな2人にも休む為に席につかせた。


 逆に私が立ち上がる。


『マリネ、ちょっと髪をあげるわね。』

『え?はい。』


 戸惑いつつも、じっとしてくれる。

 私は買ってきたイヤリングをつけてあげた。


『うわぁ!可愛いです!!』


 それを見たアリルが、笑顔でマリネを褒めた。


『え?これって??』

 マリネもなんとなくわかったのだろう。私が今日買ったイヤリングなんて一つしかない。

『ええ。もう片方は自分で着けてくれるかしら?』


 目をパチクリしているマリネの手にイヤリングを置いて、私はアリルの方に移動する。


『アリルにはこれね。』

 後ろから回ってきた、ターコイズを見て、アリルは口を開いたように見えるが言葉は聞こえない。止まっている間に付け終わり、私はまた席に戻る。


『うん。似合っているわね。』


 思った通りバッチリだ。

 ただ、マリネはもう一つの方着けないのかしら?

 私が首を傾げていると、マリネがやっと動いてくれた。


『お母様やギル様に買われたのでは、ないのですか?』

 私への質問だけど。


 お母様宛にするには、少し寂しいし、家族に対して、自分の色をあげるってことはあまりないと思う。だって、家族からしたら、私の色は私なのだから。

 まぁ、だから、マリネは買ってるとき、少し不思議そうにしてたのね。


『2人の為に買ったのよ。2人に私の色を持っていて欲しかったからね。』


 もっと高い宝石でも良いが、そんなものを着けながら街なんて歩けない。2人にあげるなら、ちょうどいいくらいの値段に見えたのだ。

 そして、2人には良く似合っているしね。


『お嬢様。。。ありがとうございます。大切にしますね。』


 マリネは嬉しそうに顔を綻ばせた。


『ありがとうございます。私もすっごく大切にします。』

 アリルもターコイズを大切に握りながら、笑顔を見せてくれる。


 アリルは期待以上にいい感じに育ってくれたし、今後も頑張ってくれるようにご褒美をあげたかった。なので、ちょうど良かった。

 マリネは私の為に昔から色々としてくれていたので、いつか何かあげられたらな、と考えていた。なので、喜んで貰えたなら良かった。

 本当は、2人の好みで考えるべきなんだろうけど、初めてのちゃんとしたプレゼントだからこそ、自分の色をあげたくなったのだ。そこは、私の我儘として許して欲しい。


 それに色はともかく、マリネにイヤリングをあげたい理由は他にもあった。ちゃんとお洒落をしてくれないと困るもの。

 わかってるのかしら、マリネは?


 まぁ、今日のところは良いかしら。2人とも凄く喜んでくれているし。

 2人にとっては、私の色である必要はなかったかもしれないけど、2人からしたら貴重なものだ。大事にして欲しい。


 さて、結局、ギル様には買わなかったのよね。お土産何にしようかしら?

 話題の一つとしても何かしらは買っていきたいのよね。




最近、ずっと、金曜日の方が時間取れるのに、なんで忙しめの木曜日に投稿しようと決めたのか悩んでます。

キンハを心のままに遊び始める為だったのかもしれませんが、もう関係ありません。

もしかしたら、来週から金曜にあげるようになるかもです。てか、今週からか。いや、割と金曜にあげまくってますね。

まぁ、気にしてる人はいないかもですが、自分への戒めの為です。

なら、木曜に上げろって話ですね。はい。

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