第七十二問
ヒョウガ様、LAN武様、レフェル様、月光閃火様 感想およびリクエストありがとうございます。
急展開に次ぐ急展開、止め担当は一応決め済みです。
「だい、じょう…ぶ? し、しょ……」
「何やってんのよこの馬鹿っ!」
血まみれになった時計屋を抱えて運命屋は泣き崩れる。所詮悪魔といえども不老不死でも何でもないのだ。死に至る傷を負えば待つのは消滅のみ。
「今悲鳴が…って時計屋さん?!」
「レロ! しっかりしてくださいまし」
「どこの誰だ! 時計屋に傷を負わせたのは!」
龍星が吼える。その声は龍のようだ。その声とともに炎が舞う。
「チッ この人とはあんまり知り合いじゃねーが頭にくるぜ」
舌打ちする。拓麻の手には悪魔祓いの力がこめられていた。
「・・・・・・It is good courage. The same injury is inflicted!《いい度胸だな。同じ傷を負わせてやる!》」
銀も本気で怒っている。
「・・・・・・・・・」
サタンが目をギラギラさせて周囲を見渡しだした。その周囲には雷が発生している。
「えっと、誰か治療を・・・ってこのメンバーじゃダメだ」
「話は聞かせてもらったぜ!」
そこにその場に居る人間界の住人の誰もが、いや一番は時計屋が、よく知っている声がした。
「絶対に死なせはしないぜ。時計屋」
ここには居ないはずの少年、神谷辰也が居た。
「辰也?!」
「何でここにいるんですか?!」
「私がお願いしたのです」
その背後には金髪のショートヘアに赤い目、巫女服を着て、頭には狐の耳、さらには二本の狐のしっぽをはやした少女が笑っていた。足元には二足歩行をするブーツを履き、マントを付けた三毛猫が立っている。
「燐音! ドールまで?!」
「お久しぶりなのです。明也様、銀様」
「俺も居るんだが?」
「わたしもだよー!」
「武晴君? 琉生瀬?」
そこには連絡がつかなかったために誘えなかった武晴と百鬼荘で留守番しているはずの琉生瀬までもが居た。




