第六十四問
ヒョウガ様、LAN武様、レフェル様、感想ありがとうございます。
「よ、久しぶり」
明也が空を見上げれば空には一匹の龍が居た。細長い蛇のようなのではなく、ファンタジーによくありそうな爬虫類系のドラゴンと呼んだ方がいいやつだ。それが着陸すると明也の方に顔を近づけた。
『おう、久しぶりだな。で? 何で俺を呼び出した。あのくそじじいがまた来たのか?』
「うん、正解。今度は本気で行くぞ」
目が本気の明也を見て龍が笑う。
『ハハハ、それでこそ俺が呼ばれた意味があるってもんだ。それで? 後ろにいるガキどもは何だ? 見た所ウニ頭以外は見たことないが?』
ウニ頭こと拓麻以外は初対面である。
「約二名除き全員おれの知り合い、攻撃すんなよ」
『わぁってるよ。あいつら凍らせればいいのか?』
「全部、でも殺すなよ」
『へいへい、下手に魔界に目を付けられるわけにいかないしな』
そう言って龍は敵兵の方に向かって行った。
今度は明也以外の全員が展開についていけず唖然としていたが、龍星が一番早く戻って明也に問いかける。
「明也、今のは・・・・・・」
「おれの龍、氷龍です。びっくりさせてすみません」
「い、いや。いいんだが・・・・・・」
突然目の前でこんなことが起これば普通の人がする反応だと思う。
飛んで行った方を見ながらサタンがボソリ
「・・・あれが伝説の氷龍か」
「あー・・・その伝説あてにしない方がいいかと、あいつ本気でダメ人間ならぬダメ龍ですから」
明也の目が遠いのは気のせいだろう。
「・・・・何でこうアホみたいに力の強い人ほど変な人が多いのかなぁ。ウチのメンツって」
「うん、明也君同意するよ」
時計屋が同意する。黄泉の女王やらどこぞの脱走癖のある騎士王やら自分の師匠やら色々と酷い目にあわされているため同感できるのだろう。
「その法則だと明奈ちゃんも変な人に部類されちゃうよ?」
「姉ちゃんレベルはちゃんとしているよ。それ以上が・・・・」
例えば一色さんとか一色さんとか氷龍とかっ! 明也のぼそぼそとした呟き声が木霊した。
強くて変な人=一色という法則があるらしい。
「あははは、すまん。弁明できない」
このメンバーの中では一番一色と面識のある龍星が苦笑いした。
そうこうしているうちに氷龍が帰ってきた。
『終わったぞ』
「お疲れさん、んじゃ行きますか」
六人+αはすっかり銀世界になった道を進み始めた。
ウチのメンバーって強くなるほど常識が掻き消えている気がしてなりません。
出番控え中の奴らも含めるとかなりの数になるかも。




