第四十八問
LAN武様・レフェル様 感想ありがとうございます。
急転回するわけもなくいつも通りです。
予報はずれの雨が降り出す。
二人は洋館の入り口の屋根のある場所に避難して、腹をくくった。
「さーて・・・入るか」
「やな」
明奈がドアノッカーでノックをする。
「すみませーん、誰か居ませんかー?」
すると扉が開き、優しげな雰囲気の男性が顔を出した。
「おやおや御嬢さん方いらっしゃいませ」
「ども、すいませんがちょっとばかし雨宿りさせていただけませんか」
「・・・・・・」
「構いませんよ」
明奈と深紅は男性に案内されるまま中へと入って行った。ドアが独りでに閉まる。
二人はアイコンタクトで話だした。
「(・・・・おかしいよね)」
「(うん、おかしいで)」
「((ここって人 (いない)(おらん)はず))」
◎
一方百鬼荘、さすがにあそこにいたままだと住人に迷惑がかかるためスナイパーをこちらに運んできたのだ。
「そういえば、姉ちゃんたちは何しに出かけたんですか?」
「確かこれだったな」
龍星が明奈の師匠から送られてきたファックスを見せる。
「・・・・・それ以上にこの光景をどうにかした方がいいと思う」
「にゃー気にしちゃ駄目なんだよ」
そう話す二人の目の前にはスナイパーこと覆面の男がぼこぼこの状態で放置されている。すでに気を失っていた。
「えっと・・・人食い洋館? 何かべたですね」
「だろ。これの調査を依頼されたらしい」
「へぇ・・・・あ、これどうしましょう?」
ついにもの呼ばわりされた覆面男、紐で縛り上げつつ龍星が言った。
「警察か何かに突き出すか」
「ですねぇ」
◎
案内されたベッドルームで二人はここまでの感想を述べる。
「んー普通だ」
「やな、なんもおかしいことが無い」
「逆におかしいけど」
「ん?」
明奈の意見に疑問を浮かべる深紅。
「雰囲気が変、やぁっぱ師匠が来るべきだよ」
「そうなん?」
「師匠ならこんなの普通に解決できるしねー」
「それに異論はないで」
「世界最凶」の一色ならばこんなの力技で解決できただろう。もしくは「世界最高」の少年ならばこんな回りくどいことをしなくてもあっさりと解決できるだろう。凡庸な自分が本当に万屋やってていいのか一瞬疑問にもった明奈だったが、自分には深紅という相棒も居るのだし、龍星や芹香につぐみ、みんながいるということを思い出した。
「ん?今なんか音せーへんかった?」
「・・・・うん、あれだね。重たい何かを引きずる音だ」
「やな、うーん・・・鎧兜のような音もするんやけど」
「同じく・・・・嫌な予感がするよ」
そう明奈が呟いたとき、扉が開き そこには西洋の甲冑鎧がいた。
「うわぁ・・・・不幸だけはついてくるんだよなー」
「いっとらんと早よ逃げな」
「あいあーい!」
明奈と深紅は甲冑を上手く避けて、部屋を飛び出した。




