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第三十問


LAN武様 感想ありがとうございます。


・・・趣味に走りまして申し訳ございません。


「食事持ってきたで・・・・あ、明奈?」


そこには小学校低学年ほどの身長しかない明奈が居た。服などは完璧にぶかぶかになっている。

吸血衝動を抑え続け、月を浴びつづけた結果として何故か外見年齢が大幅に下がってしまったのだ。


「なーにー?」

「かわっ、ちごうた どうしたんや。それ」

「それって?」


本人は全くこの状況に気がついていない。


「お、どうした・・・・明奈ちゃん?」

「にゃにゃっ!可愛いんだよ」

「あたしよりちっちゃい・・・・」


十センチ前後は違うようだ。

明奈は首をかしげる。


「どうしたのさ?」

《主、着替えを持ってきた》

「??」

《失礼する》

「わにゃっ!」


ガーゴイルに首を銜えられて、明奈は姿を消した。


                       ◎


魔界。セフィラの自宅、そこに長い金髪に青い目、そして背中にワシの翼を背負った少女が急いだ様子で入って来た。


「母上!」

「あれ?ルシュ?」


聞きなれた声に作業をしていた時計屋が顔をあげる。髪は赤く染まり顔にはゴーグルがかけられていた。

彼女の名前はルシファー、時計屋の呼んでいる名前は愛称で呼んでいるだけなのだが意外に可愛いので気に入っていたりする。ちなみに明奈に指輪奪還を依頼したのも彼女、指輪が戻って来たので母親に返しに来たのだ。


「あら、レロじゃありませんの。こんなところで何をやっているのですの?」

「セラさんに頼まれて時計の修理」

「あらそうですの。何でそんなおんぼろ時計を使っていらっしゃるのやら」


口をとがらせる彼女を横目で見つつ時計屋は修理を続けながら言う。


「旦那様が渡したモノなんでしょー、大切にしているんじゃないかな。最初の修理の時本当に大切にしてるなぁってよくわかったし」

「お義父(とう)様が?!」

「ルシュやサータ達にとってはあまり大切なモノじゃなくたって、大切なモノはその人が決めるものだよ。よし、終わり!」


万歳の格好をする時計屋、それを見た辰也が寄って来た。


「おー、時計屋 終わったかー」

「辰也、終わったよー」


ゴーグルを外して笑う時計屋、その髪はもう黒に戻っていた。


「あなたがそんな顔するなんて意外だわ」

「?」


きょとんと首をかしげた。


「・・・・・本当に意外だわ」


                       ◎


百鬼荘、明奈が戻って来たのは良いのだが・・・・・


「・・・・・なんでこうなったん?」

「んぅ?」


全身フリルのゴシックロリータに変わっていた。


「か、かわいいよぅ」

「なんか、つっちゃんがおおきいようなぁ・・・・?」

「お、可愛いな」


龍星がいつもの調子で頭を撫でようと腕を近づけようとすると、明奈がその腕を掴んだ。


「お」

「え?」

「・・・・・(あー」


口を開けて噛みつこうとする。


「ちょ、まちーや!」


慌てて引きはがした深紅の腕の中で明奈が一言。


「・・・・・おなか・・・・すいたぁ」



感想意見 誤字脱字 随時受け付けております。

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