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首無しライダーとオカルト学園  作者: 亜莉守
学園結界崩壊編
11/83

第八問


LAN武様・レフェル様・レックス様 感想ありがとうございました。


では本編をどうぞ


一分後

凍った糸やら紐で教室がもう赤外線センサー顔負けの状態になっていた。

その中心に立つのは白髪緑眼の少年と銀髪黒眼の少年と黒髪にスーツ姿の女教師だけだった。

ちなみにクラスメイト達は自力でバリケード作ってそこに避難している。


「ふぅ、意外に雑魚だったねぇ」


満足してないらしく口をとがらせる明也、その様子を見ながら武晴が感心したように言った。


「すげぇな」

「え?何でだ?」

「一分で教室と廊下全滅かよ」


廊下も糸で通行止めになってます。

そんな中を深紅のナイフで糸を切り裂きながら進んでくるのは深紅とつぐみだった。


「明也!大丈夫かいな!」

「荒瀬君!大丈夫・・・って寒いよここ!」


教室の扉を開けた途端に冷気がこちらに押し寄せた。


「あ、深紅さんにつぐみちゃん大丈夫だけどどうしたか?」

「明也君がこれ全部やったの?」

「あ、冷気は違うよ。先生がやったんだ」

「あー 涼原すずはら先生、雪女やもんな」


明也達の担任の涼原先生、雪女で実は子持ちだったりする。


「そういうこと」

「あなた達は・・・隣のクラスの神崎さんに雨宮さん 自分のクラスは大丈夫なんですか?」

「大丈夫です。みんな強いから」

「そうですか、私は他の教室を見て回りますから皆さんはここに居てくださ―――」


凉原先生が言いかけたところでピンポンパンポーンと間抜けな音がした。

『放送を入れるよ。木原明也、神崎深紅、雨宮つぐみの三名は至急職員室に来るように』


こんな緊急事態に放送をかけてきたのは先生だった。


「え?先生?!」

「つか、こんな状況で放送かよ」


驚くのも無理はないこんな緊急事態で放送で呼びつける人はたぶんいないはずだ。


「どうするんや?」

「いや、行くけど・・・・」

「じゃあ、先生 行ってきますね」

「あ、はい」


明也たち放送で呼ばれた組+武晴は職員室へと向かった。


                       ◎


その頃、校庭側

校舎内で魔物が暴れているなんて全く考えていない恢と瀬里奈は校庭に現れた大物と対峙していた。


「ちっ固いな」


恢が特大の電撃を叩き込んだがびくともしない。


「それにしてもおかしくないかしら?」

「どうしてだ?」

「何ていうのかしら、学校だけの話なんだけどね。こう、力が抑えられているって言うのかな。その感じが無くなってきてるのよ」

「どういう意味だよ」

「こっちの力が増しているのにさらにその上を行っているって感じなのよ」

「それって拙いんじゃないか?」


恢の顔が引きつる。それはそうだろう、全力で行っても勝てないかもしれないなんて勘弁してほしい。


「でもこれがどういう意味なのかなんて分からないし・・・・・」


その時地面が揺れた


「一体なんだ?!」


                       ◎


その頃、二年生の教室、明奈と龍星、芹香の三人の活躍によってどんどんと魔物が駆逐されていった。


「流石、吉原先生と隣のクラスだね」

「おー 全滅かよ」

「とは言え嫌な予感が消えないのは何でだろう・・・」


考え込む時計屋に辰也の体がぶつかった。


「あ、わりいっ―――――」


辰也の脳裏に何かがフラッシュバックする。


「辰也、辰也?」

「あ、なんでもないぜ」


いつものように笑うのだが妙に引きつっているように感じるのは友人だからこそ見抜けるのだろう。


「辰也、何か見たのかい?」

「・・・・」


黙る辰也の肩に手を置いて時計屋は笑った。


「・・・大丈夫だよ。ボクに話してご覧よ、ボクは時間に影響されないんだから」


初対面の人間なんてほぼ存在しない辰也にも例外がいた。それが時計屋なのである。

時計屋曰く「時間には影響されないから」とのこと


「・・・・何かが崩れるような映像、それに赤い誰かがいた」

「・・・なるほどね、誰かが死ぬとかじゃ無いんだね」

「ああ・・・・」

「大丈夫だよ。その人は味方なんだから、さーて『予知夢』本当になったみたいだよ」


何かが砕け散った音がして黄緑色の障壁のようなものがガラガラと崩れ落ちた。


「・・・・何だよ、あれ」

「学校の周りに張ってあった結界さ、見事に壊れたね」

「そっちじゃなくって あれ!」


辰也が指差す先には巨大化した魔物と対峙する恢と瀬里奈の姿があった。


「一之瀬君に戦部さん?・・・・まずいなぁ、しょうがない ボクが行ってくるよ」


ガラガラと窓を開ける時計屋


「え?行くって・・・・」

「これはさすがにあの子たち(ニンゲン)には無理だからね。ボク(アクマ)の出番かな?」

「え?悪魔?」


聞きなれない単語に思わず目を丸くする辰也


「いってきまーす」


飛び降りた時計屋の背中には蝙蝠のような羽があり、髪の色は赤へと変わり、全身から紫色の光を零して降りて行った。


「嘘だろ・・・時計屋」

                


いかがだったでしょうか。

時計屋の設定変更は次回公開の予定です。


感想・誤字脱字報告 気楽にどうぞ


次回は時計屋サイドからスタートの予定です

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