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ゼロの軌跡(白の系譜)  作者: リィズ・ブランディシュカ
第7章 Aの魔導書

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第8話 お留守番



 朝早く。


 お見送りを済ませた私は、ふぁあ、とあくびをした。


 とっても眠いけど、今は横になる気分じゃないかな。


 だって、これからみんなは大変なお仕事になるんだから。


 無事に帰ってきてほしいな。


 またエリオみたいに誰かがいなくなっちゃうのは嫌だ。


 それで居残り組は私とエリーシアだけ。


 私もエリーシアも戦えない人間だから。


 せめて、魔法が使えればよかったけど、それもできない詩。


 エリオはたまに仕事についていく事があったのに、エリーシアは一度もそういうのには手を出していない。


 そういうところを見ちゃうと、なんでエリーシアがこのギルドにいるんだろうって思っちゃう。


 そこはエリオの居場所なのに。


 エリオ以外にいてほしくないって。


 そんなの、理不尽な思いだってことくらい私には分かる。


 でも、感情は理屈じゃ納得できないからだ。


 皆がいなくなって、静かなギルドの中で、私はお勉強。


 この世界の文字を、読み書きできるようにノートに書き写していた。


 するとそこに、エリーシアが話しかけて来た。


「はわっ、シノンさん。勉強はどうですか? はわわっ、ちゃんと進んでいますかぁ? お勉強は大事ですからねっ」

「ちゃんとやってるもん」


 話したくない、そう思って私はつい冷たい態度になっちゃう。


 だって、口を開いたら、悪い事を言ってしまいそうで怖かった。


 私のせいでエリオは死んだ。

 だから、私がエリーシアに何かを言う権利はないのに。



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