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第4話 夕食作り
ハルジオン キッチン
私は夕飯の材料を買った後。
ギルドのキッチンでスフレに質問してみた。
野菜の皮むきしながら。
うーん、ちょっとむきすぎたかも。
食材を無駄にしちゃわないように気をつけなくちゃ。
「ねぇ、スフレ。魔法の道具ってどうやって作るの?」
「なんですかいきなり」
「町の中で、噂を聞いたの。Aの魔導書ってやつが、何でも願いを聞いてくれるって」
「そんな便利なものあるわけないじゃないですか」
それは分かってる。
私はそんなものを信じ込むほど、子供じゃないのに。
でも、スフレにはそう見えるのかな。
私はまだまだ子供に見えるのかな。
早く大人になりたいな。
スフレは、調理の手を止めて、考え込んだ。
「魔導書や魔道具は錬金術師によって作られます。特殊な作り方なので、一般の人にはあまり知られていませんよ」
「ふーん、そうなんだ。難しいのかな」
「そうでしょうね。簡単だったら、一般人でも作れてしまいますし」
希少性っていうのは、高い値段が付きやすいってどこかで聞いたけど。
魔道具とかが高価なのは、そういう理由もあるのかな。




