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OVER CLOCK -始まりの物語-  作者: ヘンリード
1章 あたし達の生き抜くという意思
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2/2

2話「救世主」

3話でちょっと詰まってる。

投稿遅くなるかも

あたしは家に向かう。

幸いよく通る道は道幅が狭くてモンスターが入れず、建物の崩壊がまだ少なかったから安全に帰路につけた

奇跡的に家は無事に残っていた。

中には誰もいなかった、共働きに加えてこんな真昼間に帰ってきたものだからそれもそうか

それでも、もしかしたらって思って見たけど結果はこれだ。ひとまず自分の部屋から有り金とモバ充、を持ってベッドに座った

笹音「(これからどうしよう…)」

ふと携帯のネットニュースを見る

どうやら日本各地で化け物の出現、変な力の暴走が起こっているらしい。

どうしようか途方に暮れているとズシン……ズシン……という音が響いたきた。

ふと窓から外を見ると巨大な怪物が近づいてきた。

このままここにいたら……

嫌な想像が脳を埋め尽くす

必要なものをバックに急いで詰めてあたしは家飛び出した。

後ろを見ずにひたすらはしった。

人気のない山を登ってふと街を見下ろしてみた

あたしのいた学校、あたしの家……

全部が怪物にぐちゃぐちゃにされていた。


〜1ヶ月〜


1ヶ月がすぎた

食べ物なんて10日前から口にしていない

風呂も全然入れなくて臭いがキツイ

荷物も暴漢に取られた

あたしに残されたのはとっくのとんに光らなくなった携帯と、家族と親友の写真だけ

あたしは橋の下にいる

笹音「(このまま人生終わりなんかな……)」

極限の疲労と衰弱から私は2つの写真を抱えたまま目を閉じた。

「………」

……

………

暖かい

天国に行けたのかな…?

やっぱ天国ってあたたかいんだな…

「…ロ」

なんか聞こえる…?

誰の声だろう?

「オ…ロ~…」

いやあたしこれ死んでなくないか?

なんかに乗せられて揺られている感覚がある

天国にもそういう感覚があるのかもしれないが確かに生きている時の感覚がある

「起きろ〜」

その声を聞いた瞬間私は目を見開いた。

笹音「ハッ!えっあたし……生きてる…?」

???「お〜起きたねぇ 良かった〜」

意味が分からない

体の衰弱も多少マシになってるし、四肢も動かせる。

なにより…なんだこの…”植物”?

植物と思わしきそれはあたしを抱くように繁茂していた

???「あの〜聞こえてるかい?」

ふと声がした方を向いた

するとそこには1人の女性がいた

笹音「あっ、あんたは…一体…」

???「私はね、死にかけの君を介抱したものだよ」

木陰「挨拶がまだだったね。私は安浦 木陰、好きに呼んでくれて構わないよ」

笹音「さ…笹音、空割 笹音だ。

助けてくれて…ありがと」

木陰「いいんだよ〜死にかけの君を見てたらいてもたっても居られなくてね〜」

それからしばらく彼女から色々聞いた


能力は必ずしも全員が発現している訳では無さそうということ


木陰さんのようなこの1ヶ月で能力をある程度使いこなせる奴が出てきたこと


法制度は無いに等しくなり、みんな好き勝手暴れてること


色んな所で徒党を組む奴が出てきて対立の発生、それを収めようとする自警団的な奴らも出てきてる事


本当に色々聞くことができた。

呆然としながら聞いていると木陰さんはこう聞いて来た


木陰「あなたにも不思議な力はあるの?」

それは私も疑問に思っていた、

まだ余裕のある時に手をかざしてみたり口からなんか出るかもと思って開けてみたりしたが何も起きなかった

笹音「あたしの能力は…分からないすね…」

木陰「まぁ私も確実にとは言えないけど持ってない人もいるのかもね」

ここで私はひとつ疑問を投げた

笹音「今更なことを聞いてもいいすか?」

木陰「いいよ〜」

笹音「この植物はあなたの能力なんすか?」

木陰「そ、あたしの能力名前をつけるなら「庭園(ガーデン)」かな、色々使った感じ、人の事を回復させられる感じだね〜」

笹音「あ…そういう感じの〜」

木陰「いいじゃん能力に名前つけるの〜なんかアニメっぽくて良くない?

こういうの好きじゃないの〜?」

笹音「まっ、あたしもなんか出てきたら付けてみますよ」

そんな話をしてる時だった

あたし達の目の前を何かが掠った

木陰「…笹音、もう体は動く…?」

笹音「う…うん」

木陰「隠れてて」

私は近くの草むらに身を隠した

謎の男「いやぁあんさんいい服着てるねぇ」

木陰「見る目ないね、ウニシロで1200円だったヤツだよ」

謎の男「いいや違う、汚れてない綺麗な服を着てるってのが重要さ」

太郎「俺は灰山太郎、あんさんの身ぐるみを剥がしに来たぜ」

太郎と名乗る男の周りにはさっきあたし達に飛ばしたであろう石塊が浮遊していた

木陰「その石ころがあなたの能力なの?」

太郎「あぁ、俺はこの力でこの辺の奴らから物資を巻き上げてるのさ、あんさんも物資をくれるなら半殺しで帰してやるぜ」

木陰「あんまり惹かれないナンパだね。」

そういうと大きな蕾が地面から生えてきて太郎の方に向かって光り始めた

木陰「悪いけどどいて貰うよ」

笹音「…すげぇ…あんなのが…使えるってのかよ…」

木陰『フラワーレーザー』

そういうと蕾が花を開き太郎に向かってレーザーを放った

太郎「凄い技を持ってるじゃないか、だがな…」

男は石塊を自分の前に盾のように置いてレーザーを防いだ

木陰「……結構火力あるはずなんだけど?」

太郎「俺の石の方が硬かったようだな?」

そこからは本当に漫画みたいだったお互い1歩も引かない攻防が始まった石の雨が降ったかと思えば次は地面から木が急成長したりとめちゃくちゃだった。

正直魅入っちまった、だがこれがダメだった

太郎「っち、こんな強いとはな……ん?」

太郎が少し身を乗り出したあたしに気づいちまった

あたしは急いでまた隠れようとしたその時、背中に鈍い痛みが走った

笹音「グッ…」

なにかに押されているような感覚が背中に着いたまま体が宙に浮いて、太郎の方に飛んでった

そして、抵抗虚しく太郎の所に着いちまった私は挨拶がわりにとナイフで右腕の肩あたりを切られた

笹音「痛っ!!!」

太郎「止まりな!このガキ殺すぞ!」

木陰「…!」

痛ぇ…結構深くやられた…血が止まらない…

また木陰さんに迷惑かけちまった…

太郎「そのまま手を後ろで組め」

木陰さんはゆっくりと手を後ろで組んだ

太郎「よし、そしたら1枚1枚ゆっくりと服を脱いで土下座しろ」

木陰「……」

木陰さんはゆっくりと服を脱ぎ始めた

笹音「木陰さん…ごめんなさい…」

クソッコイツ臭ぇ…せめて血が止まればもうちょいいい状況だったかもしれないのによ!

太郎「……あん?俺さっきお前の腕切ったよな?」

笹音「あぁ?見てわかんねぇのか?それともオツムがダメになったのか?今も血がドクドクと…」

太郎「その血が流れてないんだが?」

はぁ?と思いつつ肩あたりを見てみる

血で服が滲んでて分かりずらいが確かに止まっている

笹音「……あれ?」

太郎「それ、お前の能力だよな?どういう能力なんだ?えぇ!?」

太郎が正面から私の両肩を掴みぐわんぐわん揺さぶる

傷口の血は止まってるけどまだ痛ぇんだよ

笹音「痛っ、揺らすn…」


あれっ?これ相手油断してね?


正直相手がナイフ持ってるなら離れた方が得策だ奴の石食らってみた感じ痛いが殺傷能力が高い訳ではないからそれに比べたらナイフの方が危険だ

たがこの時の私はあたしは愚かだった。

その愚かさ故、あたしは一か八かの賭けに出た

笹音「どりゃーーーー!!!!」

その時あたしがやったのは!

一か八かの……!

ドスッ!!

『玉蹴り』だった……!

笹音(体力も戻ってる…これは結構行ったはずだ)

太郎「〜〜〜〜〜〜〜!!!!???!!(悶絶)」

木陰「ナイス笹音」

木陰『薔薇の磔台』

玉を抑え呻いている太郎を地面から生えてきた薔薇が拘束した

太郎「うぅ……」ガクッ

太郎は意気消沈したように項垂れた

笹音「すみません木陰さん、あたしが前に出て来て……」

木陰「それは別にいいよ、ただ今回は結果オーライだけど本当はあぁ言う時攻撃しない方がいいんだからね」

笹音「へい…気をつけます…」

木陰「ほら、治療しながらアジトに行くよ」

こうして太郎を倒した、あたし達は治療を受けながら木陰の言うアジトへと向かって行くのだった




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