共感コミュニティーとサポートコミュニティー
何かを教わったとき、教わったとおりにできる人って実はそんなに多くなくて、人口の分布で考えるとそれができる人たちは少数派の上位層にあたるんじゃないのかな? と最近思ってます。
教わっても「できたりできなかったりする」人たちが、実は真ん中らへんの層だということです。
この人口のボリューム層には、2つのコミュニティーが重なり合って存在しています。
それはいうなれば、「共感コミュニティー」と「サポートコミュニティー」です。
共感コミュニティーは、できないことに対し、「みんなできないよねー」と共感し合うことで安心感を得る人たちです。
サポートコミュニティーは、できないことに対し、「その部分はできる」人が教え合うことで上位層にいくことを目指す人たちです。
サポートコミュニティーのほうが向上心が高くて良さそうですが、結局のところできないことには違いがないので、どちらが優れているというわけではないです。
自然、サポートコミュニティーの人たちのほうがマウントの発生率が高くなりますしね。
共感コミュニティーからは、サポートコミュニティーは偉そうで意識高い系の人たちに見えますし、サポートコミュニティーからは、共感コミュニティーは向上心がなくて怠惰に見えます。
これらのコミュニティーでは、マウントの取り方やいじめの発生機序がそれぞれ異なります。
サポートコミュニティー側は、いじめやコミュニティーからの排除を行うときに「強者の理論」を持ち出しますし、共感コミュニティー側はいじめやコミュニティーからの排除を行うときに「弱者の理論」を持ち出します。
一般に「男は云々」、「女は云々」というのはこの2つのコミュニティーの違いだと思っています。
今回はそんなお話。




