適切な受け答えをした小泉議員をもちあげる群集心理(創発規範説)
最近、小泉議員の総裁選の立候補に絡み、こんな質問がなされてました。
以下、二重括弧部分引用。
『小泉さんがこの先、首相になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないかと、皆さん心配しております』
まぁ、小泉氏の知的レベル云々についてはどうでもいいんだけど、フリーの記者のこんな質問に絡み、エックセズでは、「丁寧に受け答えした小泉氏が、政策内容一切関係なしに持ちあげられて、次期首相は決まりであるかのように褒めそやされる」といった現象が起こっているのを目撃しました。
失礼な質問をした記者に反発の声があがるのは至極当然のことなんですけれど、逆に丁寧に受け答えをした小泉議員を持ちあげるようなトレンドがSNS上にできてたんですよ。
「群集心理」ってやつです。
冷静に考えたら、政治家が「失礼な質問に」とはいえ、適切に受け答えしただけなのに、あえてそれを褒めそやすのって、政治家に対して失礼なんじゃないか? とぼくは思うんですが、いかがでしょうか?
ともあれ、なぜSNS上で普通の対応をした小泉さんを持ちあげるようなこんなムードが生じたんでしょうか?
ご覧になってない方には伝わりづらいかと思うのですが、「仕込みを疑う人が出る」ぐらいには、不自然な持ちあげ方だったんですよね。
それで思ったんですが、最近、政治家がパワハラ気質な受け答えをするような風潮が頻繁に見られるようになりましたよね。
某元市長や、某知事や。
SNS上の群衆はこれに嫌気していて、こういうパワハラ的応答を是正しようとするような社会規範がSNS上に構築されているんじゃないでしょうか?
パワハラ気質の受け答えをたしなめる、あるいは、むしろ謙虚な受け答えを強く推奨するような群集心理が今のエックセズ上にあるのかもしれない。
そう考えるとしっくりくるんですよね。
つまり、群集心理って、創発規範説をとるのが一番適切なんじゃないか、と思うなどしました。
今回はそんなお話。




