表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
256/292

正義の反対は別の正義?

 「正義の反対は、別の正義」というよくあるフレーズに疑問を持ったので、ちょろっと考えてみた。


 「正義の反対に別の正義があること」って、実のところそんなに多くないのでは? って。


 今回は、そんな小話。


 まず、世界の善悪を象徴する球を想像してみよう。


 コアの部分が『悪』で、表面が『正義』だ。


 中心点コアからそれぞれ等距離に正義が存在していて、正義が球面をなしている。


 正義同士は中心から等しく遠く、当価値だ。


 中心には、正真正銘の『真の悪』があるはずだけれども、世界のみんなが悪と思うような悪は、実在がおぼつかない。


 代わりに、中心付近の芯の部分に多くの人が思い描く悪が、細長く存在している。


 悪の種を携えた、芯の悪だ。


 芯の悪は表層の正義に隠れ、中ですくすくと育つ。


 ちなみに()()()()()()からみた『芯の悪』と()()()()()()()()からみた『芯の悪』は、違った姿を見せる。


 そして、芯の悪は悪として複数の姿を持つだけでなく、上と下とでは正義の球面に接していて、正義としての()()も持っているのだ。


 ()()()()()()()


 ぼくは、ぽいっと果物の芯を三角コーナーに投げ捨てた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ