『老人は切腹せよ』と『若者よ独立国を作れ』
『老人は切腹せよ』と『若者よ独立国を作れ』、この2つ、内容的には同じことを言っているんだけど、ちゃんと『読解』されてないよねぇ。
『このうえないほど過激な意見だ』みたいに言われてるけど、ぼくはそうは思わない。
だって、ただの比喩じゃん?
言わんとしてることは、『秩序って一旦できちゃうと介入するの難しいよね』、って話でさ。
視点が違うだけで、セットで同じ内容なんだよね。
要は、少子高齢化社会への介入が難しいって話で、システムの話なのだ。
少子高齢化が続くとあるポイントで福祉システムが軒並みハードクラッシュするんだけど、その対策が打てない。
国債発行して福祉にじゃぶじゃぶ金注ぐのも限界があるよ?
だのに、『異次元のなんちゃら』だとか、みんなノンキしてるよなぁ、ってことでしょ。
若者が一斉に目覚めて投票率爆あがりしてくれればソフト・ランディングできるかもしれないけれど、教育だのなんだのから変えないと無理じゃん。
一度できた秩序って、容易には変えられないんだよ。
『世代間で順送りだから、当然みんな同じ福祉を享受できるのだー』とかみんななんとなくおもってますでしょ?
だから思い切った方法でしか変えられない。
高潔なる老人世代が集団切腹する(胃瘻して無理やり生かすみたいな生命維持的な福祉を断る)か、地獄で暮らしたくない若者たちが独立国を起こす(勢いで投票する)かしかないんじゃないの? って。
そういう話。
なにもしないでこのままいけばみんなで地獄に落ちるわけだけど、一言言えるのは、一番割食うのは団塊・団塊ジュニアが勝ち逃げしたあとの『氷河期世代』だろうなぁ。
氷河期ニートは将来ナマポで、なんて、その頃にはそんなに金ないんじゃね?
そんで、ハードクラッシュ後はあらためて大胆に新秩序が組めるからさ。
そこでも氷河期は切り捨てられるのだ。
今回はそんなお話。




