頭の良さは遺伝が10割!
東大理3に子供4人を入れたのがご自慢のカリスマ教育ママが、ChatGPTみたいな生成系AIの普及に反対してるんですって。曰く、「12歳までは完全隔離してほしい」とか、また曰く、「今までどおりアナログで育てて、タブレットなんて全部捨ててほしい」とかね。
これに対して、子供4人が東大に入ったのは教育ママの教育の成果じゃなくて、遺伝的要因だろって突っ込んでいる人がいる。
まぁ、ひ○ゆき氏のことなんだけどさ。
「単に優秀な遺伝子の子供が産まれただけなのに、教育法に意味があったと思い込んでるだけの可能性あるんですよね」って。
遺伝10割みたいな言い草は流石に言いすぎなんじゃないかなとぼくは思った。
実際によく聞くのは、遺伝5割、環境5割ですよね?
いずれにしても本人の努力が完全に無視されているように見えるのだけれど、本人の努力は実のところは遺伝要因や環境要因の中に含まれている。
遺伝5割、環境5割っていうと本人の責任が無くなりそうじゃない?
だからアホがすがるし、競合が減ると都合がいいから頭のいい人たちも否定はしない。
例えば、記憶力が良くなりがちな遺伝子の組み合わせがあるとして、それを受け継いでいる人が、どの程度その遺伝的性質を頭の良さに転嫁できるか? や、お受験モンスター教育環境の悪影響をどの程度、自分の頭の悪さから差し引けるか? とかそういうのは、「個人の選択や努力」による。
遺伝要因や環境要因の中にも本人個人が介入できる部分はあるのだって話。
ぼくも教師に恵まれなくて勉強に興味を失ったりしたけれど、これはぼく本人の選択の結果で、ホントのところは、教師の責任ではない。
クズ教師の悪影響をぼく本人の頭の悪さから差し引けていないのなら、それはぼくの責任だ。
もっとも本人の選択だの努力だのはあくまで「個」に依存するから、「何割」みたいには言えない。
一般化できないんだ。
実のところ教育ママの介入より、どう勉強に対する子供の好奇心を引き出すか? のほうが子供本人の選択や努力に寄与するだろうし、実際東大生になるような子たちは、親に勉強しなさいと言われたことがない人が多いだろう。
おそらく、お受験カリスマ教育ママの介入よりもChatGPTみたいな生成系AIを子供に与えたほうが知的好奇心が刺激されるんじゃないのかな?
ぼくはそんなふうに思う。
今回はそんなお話。




