コオロギ食ってどうよ?
コオロギ食の話題、最近流行ってますよね。
ツイッターでよく見かけます。
給食でコオロギを出したのが許せない、子供に食べさせるな、コオロギ食をゴリ押しすんな、とかさ。
気持ちはわかる。
生理的な嫌悪感があってぼくも嫌だ。
むしろ、廃棄してる牛乳をなんとかしろよ、って意見もわかる。
でもさ。
実際、コオロギを普通に食べてる人たちが世界中にいるって現状を考えると、ぼくは『あんまり悪くは言えないな』って思った。
漢方では不妊にー! とか、熱でも死なないボツリヌス菌がー! とか、昔から日本人が食べてこなかったものはー! とか、そういうのはさ。
別に心のなかで思っててもいいのだけれど、普通に食べてる人がいる以上、声高に叫んで『だから規制しろ!』っていうのは筋が違うだろ、と。
他所の国から頭ごなしに、『マグロには水銀が含まれてるから規制しろ!』 って言われたらどうです?
ぼくは、無視して食べるね。
閑話休題。
そういう事をいう理屈っぽい人も、実のとこぼくみたいに生理的嫌悪感が先で、適当に都合よくそれっぽい理屈を探して持ってきてるだけなんじゃないの?
毎回思うんだけど、こういう人たちって論理の立て方が逆なんだよね。
論理的に『そうとも言える』にすぎないことを、なんか賢いこといったった感を出してドヤっている。
もったいないよねぇ。
で、ツイッターで見たのだけれど、『コオロギは聖書で禁止されてる云々』ってお話はちょっと面白かった。
アクロバティックに、ここから陰謀論にコンボをつなげようとするんだぜ!?
マジかよ、そんなところから規制の根拠を持ってくるのか?! って。
衝撃だった。
ちょろっと調べたら、出典はレビ記によるらしくって、跳ねる虫はOKみたいな話なんですけど、コオロギって緊急時以外、歩いてますやん?
バッタやらイナゴやらは普段から跳ねてますよね。
そーいう部分でバッタはOK!イナゴもOK!、コオロギはNG! いや、コオロギもOKだ!
みたいな、解釈違いが起きてるんだろうなぁ、と。
跳ねる足そのものは持ってますからね。コオロギも。
まぁ、コオロギ食ってる聖人もいるし、実際のところ高栄養価でイナゴより簡単に飼育できて、『きちょたん』(good protein)ではあるのだから、食べるも食べないも好きにしたらいいと思うよ。
今回はそんなお話。




