少子化の解決策
『道路を整備すると人口が減る』という説があるんですけどね。
これを『正しい』ととりあえず仮定して考えを進めてみます。
普通に考えたら人口って、流出もあれば流入もあるはずじゃないですか?
なんで、道路を整備すると、流出>流入になるのだろうか?
おそらく、エントロピーが増加するからじゃないかなぁ、と。
道路は、住民同士の関係性が『疎』の状態にあるとき、それを促進する効果があるんじゃないだろうか。
リゾート地の開発とか、過疎地でやると失敗しがちですものね。
道を作っても線路を作っても、人が集まらない。
過疎地に人口を集める施策はうまくいきにくい。
そうであるならば、『疎』になることそのものに問題がありそうです。
で、考えました。
結論を言うなら、都市部の住居を木造長屋にしたら少子化は解決するんじゃね? って話。
試しに、長屋タウンを作ってみればいいよ。
最先端のファッション、あらゆる最先端の流行が集まる若者の街。ただし、住居は長屋みたいな。
都市部の住宅地には長屋しか建築できないようにすれば、不動産バブルも抑えられるだろうし。
首都だけじゃなく、あちこちの都市部でさ、やったらいいんじゃないかなって。
基本、都市部に行けば行くほど人間関係って希薄になるじゃないですか?
同じ集合住宅でも、タワマンと長屋ではだいぶ有りようが違います。
隣に誰が住んでいるか見当もつかない分厚い壁のタワマン、上の階は富豪が借り切っているらしいけど誰もその姿を見たことがない。名前も知らない。こういう場所と、火の用心を持ち回りで呼びかけないといけないような、うっすい壁の、天災のときは一蓮托生の木造長屋では、人を求める度合いが違う。
独り身だと、長屋の住民から『うちの長屋から犯罪者になるような不逞輩を出す訳にはいかない』と『いつまでブラブラしてるんだ(ゴルァ』と身持ち固めろ圧が働いて、ガンガンお見合いがセッティングされるかもしれません。
そうしてみると、東京はずいぶんエントロピーが大きいんじゃないかな。
雑多な建物が多いじゃないですか。
あーんな形のコンクリの建物やこーんな形のコンクリの建物が統一感なくポコポコデコボコたってたりして。
そんな景観にもかかわらず、便利さの優位性もなくなってきたってのに、アホみたいに値段がつりあがったりしてね。
おそらく少子化対策は、都市の設計に組み込んでおかないと駄目なんじゃないかな?
移民政策なんかも、今の状態でやると国の崩壊を促進しますよ。
ただでさえコロナで疎が加速してるのに、さらにエントロピーが増えるからね。
移民が悪いわけじゃないんです。周辺との関係性がより希薄になるのがまずい。
みんなまとめて、都に行っては長屋に住め、を前提にしないといけないんです。
少子化対策という観点に限っては。
今回はそんなお話。




