好きなものと欲しいもの
みんなあんまり意識していないと思うんだけど『好きなもの』と『欲しいもの』って実は全然異なっていて、この差がトレンドを生むんじゃないのかな? って思ってます。
つまり、『多くの人が好きなもの』は多くの人が求めるんだけど、需給バランスが釣り合うとそれ以上は求めなくなる、(但し嫌いになったわけではないので、供給過多の状態が収まるとトレンドは循環する)みたいな感じ。
してみると、『王道テンプレ批判』みたいなものは、『みんなが好きなものが嫌い』っていう逆張り民からなされる、というよりは、供給過多そのものが嫌気されていて、(絶対数の多寡による)多くの場合、作品の供給過多が解消されれば引っ込むんだろうなぁ。と。
あとあと、『王道テンプレ批判』をした人が、テンプレものを書いていたことが発覚したときに、ダブスタだ! あのときあんなこと言ってたのにw と揶揄するようなツイートをたまに見るのだけれど、それはこんな事情によるのかなと思う。
逆に『嫌いなもの』と『望まないもの(欲しくないもの)』も実は異なっていて、『嫌いなもの+欲しいもの』、『好きなもの+望まないもの(欲しくないもの)』は、両立し、こういう『葛藤』は絶対数は少なくとも強烈に人を惹き付ける『性癖』になるんじゃないかと。
つまり、くっころせ、なんかは両パターンの解釈の中間らへんを狙うと『購入してくれる人の多き』を狙えそうな気がします。
今回はそんなお話。




