生き物は大概被爆者
今回は、ゆるーいよ。
未だにさ。
福島産の食べ物の風評被害がなくならなくて、現地の生産者さんのことを考えると心が痛いです。
実のところ、生き物って大概被爆者なんですよ。
原発とか事故とか関係なしにね。
みなさんカリウムってご存知ですか?
カリウムは、塩分を外に出してくれる、とかさ。
野菜とか果物とかコーヒーとかお茶とかお肉とかスナック菓子とか、いろんなものに含まれてるんだけどね?
みなさんこれらの食品を、毎日、どれかしら口にしてますでしょ?
その天然のカリウムのうちの0.0117%が、放射性のカリウム40なんですって。
そんなこんなで、カリウムを利用する生き物は皆、体内被曝してる。
ぼくらはみんな被爆者だ。
どうせ、低エネルギーのα線やβ線しか出してないだろうって?
カリウム40は、10.7%がアルゴン40になって、そのときにγ線を出すんですって。
人体からビュンビュン放射線が貫通して出るわけです。
当然、細胞があっちゃこっちゃ傷ついちゃいますね。
他に、炭素14なんかも人体には含まれているから、体重60kgの人だとだいたい7000ベクレルぐらい体内で放射能がでてることになるそうだ。
みんなそんな状態なのよ。
昔、「国会議員に出す弁当はベクレてる」なんてことをいった議員がいたけれど、実はその議員の腹の中のほうがよっぽどベクレてるのだ。
ちょっと怖い話をしたけれど。
今のところ、『原子放射線の影響に関する国連科学委員会』によると、福島第一原発事故での「放射線被曝を原因とする健康被害は認められない」らしいのでご安心を。
人体には、異常を修復する防御機構が備わってるからね。
いたずらに『原発怖い、福島産怖い』などと偏見を撒き散らかしてのたまわずに、正しく怖がりたいものですね。
今回はそんなお話。




