霊感商法にかかる人の心理(不安が判断を不能にする)
不安事があると、人は判断不能になりがちです。
より厳密に言うなら、判断を保留できなくなって、不安を回避する方向に思考が行きがちです。
霊の在不在とか、前世の因縁がーとか。神の在不在でもいい。
二元論だと、否定方向が悪魔の証明になるようなことってありますでしょ?
そんなとき、不安事があると判断を保留できずに、安易に甘言に飛びついちゃうの。
わかんないなら判断保留にすればいいだけの話なんだけどさ。
きっつい不幸に見舞われていたりしてたりするとね。
・世界は公平なはずだと思い込みたいとか。
・自分だけが知っている、知ってる自分は特別だと思い込みたいとかさ。
こういう欲求に支配されやすくなる。
これって、不安からの逃避によって生じる欲求だから、除くのなかなか難しいんだよね。
曰く、あなたの先祖が業人だから発達障害なんだ! お祓いセミナーに参加すればよくなりますよ!
曰く、今はうまく行っているかもしれないけれど、占いの結果悪かったでしょう? このツボを買わないと不幸になるわよ!
曰く、あなた知らないの? ディープステートと一般人は戦争中で、ワクチンを打つと5年後に○にますよ!
曰く、貧乏だったそこの君! 今、この仮想通貨をやる人だけが億り人になれる!
などなど、などなど。
そこはかとなーく、そそられません?
スピ系やカルト、霊感商法、陰謀論、情報商材売りなんかはここらへんの心理をついてきます。
なんでそんなことをやるかって言うと、まぁ、楽してお金が儲かるからですね。
そういうのにハマっていきそうな人を押し留めるには、まず不安事を解消してあげないとだめなんです。
その状態で理を説いても、無駄でね。
不安事がある状態ではまともに判断できないんです。
無理にエリザベスカラーを取りあげようとすると、かえって不安をこじらせて、意固地になってしまったりする。
周りにそういうのにハマりそうな人がいたら、まず、悩みや不安を聞いてあげてください。
そうして、それが解決したら理を説いて洗脳を外してあげてください。
今回はそんなお話。




