『普通』の考え方とは?
『普通にしなさい!』と他人から言われて苦しんでる人も多いと思うのだけれど、その実、『普通の考え方』ってよくわからないものですよね。
いったい、何をもって『普通』って言ってるのか?
今回は、そんな『普通の考え方』ってものを、ゆるーく定義してみようと思います。
では、さっそく。
まずはじめに、日本の人口を想像してもらうと、いびつな釣鐘状の分布が出てきます。
手元にある2020年の統計では、45~59歳が一番多いそうな。
この人数が多い部分の考え方を『普通』としましょうか。
そうですねぇ。
価値観は、公正世界仮説がベース。
2元論に棒が生えたような考え方で、第3次元的な価値観はまだまだ普及していない。
根性論や勧善懲悪が大好きで、スピ系や占いや宗教をちょっとばかり信じていて、長いものに巻かれろ的な、ことなかれ思考。
公言はしないまでも、LGBTQとかは精神異常と思っている。
男は大黒柱としてバリバリ働き、家事手伝いは一切せず、女は家を守るものだ、みたいな。
男の育児休暇取得なんて考えられないし、サービス残業当たり前。
悪行してると今にバチが当たるぞ? ほら見ろ、バチが当たった! とか。
結婚しないとまともな大人として見られないぞ? あの人は、大人になっても実家にいて、ヒソヒソヒソヒソ、とか。
運転免許ぐらい持っておかないと社会人として認められないぞ? 今どき運転免許も持っていないなんて! とかさ。
若者は免許なんて取らないし、恋人できない人も多いですけどね。
人口分布的に見れば、こういう古い考え方こそが、案外『普通』なのかもしれませんよ?
みなさんはどんな考え方が『普通』だと思われますか?
今回は、あんまり考えたくないけれども大切な、ふつーのお話。




