ひろゆき氏の「成果があがっているなら、遅刻してもいいか?」を論理でぶった切る
今回はゆるーいよ。
あぢー。6月だっていうのに暑い日が続きますね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
蒸し暑さでピリピリしてたりしませんか?
今回は、そんなイライラをふっとばす、ストレス発散の回です。
まだ、日刊エッセイのランキングに残ってますかね?
愛猫家さんの「ひろゆき氏の遅刻に関する話を聞いて ~ひろゆきを論破してみる~」というエッセイを読んで、ぼくもエッセイで論破をやってみようかなー、と思いました。
ひろゆき氏の遅刻に関する話っていうのは、
「成果があがっているなら、遅刻してもいいよね? 遅刻していいって言わないやつは、成果を出せない輩。ざっこざーこ(ハート」
みたいなやつのことです。
この、「成果があがっているなら、遅刻してもいい」を論破してみようと思います。
では、さっそく。
まず、『遅刻をすると成果があがる』とするなら、大いに遅刻せよ、って話で、そもそも問いかけになりませんから、ひろゆき氏が言いたいのは『遅刻をすると成果がさがる』という文脈だと考えられますね?
で、前提の部分、「成果があがっているなら~」っていうこれ。
『成果』って『結果』なんですよね。
そうして、『結果』を『前提』に持ってこられるのって、『原因』と『結果』が『相関関係』にある場合だけです。
なぜなら、因果は基本逆が成立せず、因果を含んでいてかつ逆が成立しているようにみえる場合には、常に相関が成立しているため、です。
なので、『遅刻をすると成果がさがる』という文脈で、相関関係に当たるケースを検討しましょう。
つまり、
・遅刻0回のときは、成果があがる
・遅刻1回のときは、成果があがる(遅刻0回のときよりやや下る)
・遅刻2回のときは、成果があがる(遅刻1回のときよりやや下る)
・遅刻3回以上のときは、成果があがらない(遅刻2回のときよりやや下る)
こーゆー場合のみ、『成果があがっているなら、遅刻してもいい』といえます。
それ以外の場合、例えば、
・遅刻0回のときは、成果があがる
・遅刻1回のときは、成果があがらない
・遅刻2回のときは、成果があがらない
・遅刻3回のときは、成果があがらない
こういうのは、『遅刻すんな!』と怒られるでしょうし、あるいは、
・遅刻0回のときは、成果があがらない
・遅刻1回のときは、成果があがらない
・遅刻2回のときは、成果があがる
・遅刻3回のときは、成果があがらない
こういう場合でも『えっ、遅刻? 遅刻はどうだろう?』と困っちゃいますよね。
なんでかっていうと、『遅刻』と『成果』の間に、関係性がない(無相関)からです。
成果云々の前提を破棄して、別の前提を持ってきて、遅刻の可否について検討するしかない。
だから、「遅刻と成果について、相関関係があるってデータがあるんですか?」と問いかけてから、「相関関係がないと、その前提成り立ちませんよね?」で、ハイ論破なのです。
そういうデータがあったら、ちょっと面白いですけどね?w
今回はそんなお話。




