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人口問題と3元論

 不評なので、3元論シリーズはこれでおしまいにしようと思います。


 さて、今回も、第1次元を『クラスタ』、第2次元を『国』、第3次元を『世界』というふうに定義します。


 いらないと思うけど一応断っておきますと、『クラスタの集合体を一つ上の次元から見つめると国になり、国の集合体を一つ上の次元から見つめると世界になる』という意味合いです。


 で、人口問題って、第3次元で語られるべき問題ですよね。


 限局的な人口の増減って、それはもうマーケティングの範疇じゃん?


 糞デカ主語の別の話になっちゃうんですよ。


 そんで世界人口は、ペースこそ遅くなりつつも漸増を続けている、と。(参考:2020年の人口増加率は1%)


 それをさ。


『国内政治』の文脈で人口減少がーとか、笑っちゃいますでしょ。


 国の栄華盛衰なんて、第3次元で見れば、お金や人がどこに移動したかって話でしかない。


 第2次元で語られる『人口問題』って、実は、『国に魅力がなくなって、国民が貧乏になることへの怒りの矛先を、糞デカ主語を使って逸したいよー』ってお話なんですよね。


 国を豊かにしたいなら、泣きごとを言ってないで、人やお金を自国内に留める仕組みを作ればいいんですよ。


 例えば、新しいインフラを自国で独占できれば一番いいのだろうけど、そういうのに参入する企業を既得権益が潰しますでしょ? 日本の場合。


 短期的な収益があげられないと国の補助も受けられませんよねぇ。


 そんでいざ、新しい世界標準を作ろうとしても、横槍が入りますよねぇ。


 日本は第2次元以下に最適化されているものだから、自分の立場のためだけに、新しいことをする人の足を引っ張ることにばっかり熱心だ。


 いっそ、娯楽用大麻でも解禁してみます?


 全国の観光地に、ぼったくり価格の大麻を置くとかさ。


 どうよ?


 みちゆく人がみんな多幸感に満ちた顔で葉巻くわえてんの。


 財布もゆるくなるだろうし、人も税収も増えそうですよねぇ。


 治安維持のために、新しい雇用も生まれるかもしれませんよ?


 なーんてね。


 冗談ですよ? もちろん。


 既得権益にだけお金が行くような仕組みを国として後生大事に維持してるから国に魅力がなくなるのであってね。


 第2次元以下の人口問題なんて言い訳として機能するかどうかすら微妙なところなんですよ。


 今回はそんなお話。

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