AIによって仕事を奪われる人がどれぐらいいるか?
『読み飛ばせないもの』を読まないと、『汎用的読解力』が育たず、AIに仕事を奪われる、っていう以前エッセイで取り上げた話にでてきた研究者の先生がこんなことを書いてます。
「9割が教科書を読めていない」私立文系しか行けない子供たちの末路」
最初にひとこと言いたい。
私立文系だって、教科書ぐらい過半数の人は読めるでしょ。
刺激的なタイトルだけど、『今の子が活躍する2030年代には、事務職の50%がAI(人工知能)に代替されることが予想されます』みたいな内容でした。
ある程度同意するけれど、ぶっちゃけ最適化方面で考えるなら理系分野だって代替可能なんだから、下手をすると代替される職業の対象者は人口の過半数になりません?
例えみんなが労働大好きだとしてもさ。
こうなってくると、生活保護の枠組みじゃ全然足りず、ベーシックインカムがいるよなぁ、と。
ぼくは、残業対策でAIのプログラムを書いてお昼休みとかに回してますけれど、精度はともかく人間より成果物を出すのは早いんですよね。
人間は、確認作業のために必要って感じ。
経験が必要な急な引継とかも、まともなデータがあれば、9割5分程度の精度であたかも前任者がいるように対応できます。
この先生、理系は職を失うことを免れるみたいな顔してますけれど、理系分野だって代替可能なんですよ?
人間よりうまく手術をするAIとかさ。
聞いたことありません?
一晩で数千もの新薬のアイディアを出すAIとか、多くの人が美味しいと評価するであろうワインの開発とかさ。
検品とか、個人の特定とか、マッチングとか人間が何人いてもかなわないような分野もあります。
実現するためのコストの問題だけでさ。
技術職だって代替可能ですよね。
なにしろAIは、経験を無視できる。
そうしてみると、物価は下がっていくだろうなぁ。
株式会社とかも成立しなさそう。
承認印を押すようなくだらない仕事だけが残り続けるのか?
ベーシックインカムを運用するとして、維持できるんかしら?
人口は増えて代替食品が開発されて、うーん。
想像するに、どこかしらディストピア感が出てきます。
ベーシックインカムが実現されれば、職業の流動性があがって、派遣社員と正社員間の差別問題が解消されるかもしれない。
生活保護のスティグマが和らぐこともあるかもしれない。
良いふうに考えましょうか。今は。
今回はそんなお話。




