効率的な脳の休め方
『何かを考えているとき』と、何も考えずに『ぽけーっ』としてるときと、どっちが脳を使っているか?
みなさんはどっちだと思われますか?
実は、『ぽけーっ』としてるときのほうが脳を使ってるんですって。
だから、ストレスの解消だとか、脳の疲れだとかについて考えるときは、『ぽけーっ』としてるときに注目しないと意味がないんです。
『ぽけーっ』としてる状態のとき『いかに脳の活動を抑えるか』に、『ストレス解消の成否や脳の疲れからの回復がかかっている』わけです。
『ぽけーっ』としてる状態は、『自我』であるとか、あるいは『自己の内面の活動であるとか』と強く関係していて、自分の内部で自動的に行われる活動(呼吸など)に意識を向けると、『何もしないときの脳の活動を低く抑えることができるようになる』んですって。
つまり、自己の内面の活動に目を向けて、何もしていないときの脳の活動が抑えられれば、現在のみならず、将来的な脳の疲れやストレスにも強くなれる可能性がありますよね?
これが海外でマインドフルネスが流行ってる理由だと思います。
それがいいものだとしても、瞑想する時間が確保できる人ならいいけれど、一日数十分瞑想する時間を確保するのもなかなか難しいと思います。
だから例えば、お風呂に入っているときに、ぽけーっとしながら脈拍とか呼吸とかに意識を集中してみるとか、洗い物をしているときにぽけーっとしながら指先の感触に意識を集中してみるとかすると、効率的に脳を休めることができるんじゃないかなぁと、そんなふうに思いました。
ちなみにこの『ぽけーっ』とした状態、脳科学の分野ではDMNっていうんだけど、創作活動とかには良いものなのだというから悩ましいよね。
諸刃の剣と言うか、想像力豊かな人は、ことさら疲れやすいのです。
今回は、そんなお話。




