IQ120の下駄は結構高い(&早生まれの不利を可視化してみた)
東大生のIQが、120ぐらいって俗説がある。
そんでね。
IQの事をよく知りもしないのにバカにしてる人がいる。
まず言いたいんだけど、IQ120は成長の指標であって頭の良さを意味しない。
普通の人より20%頭がいいとか、クラス5位のほうが頭がいいとか、そういう話では断じてないんだ。
『何歳の時』って点が、本来は非常に重要でね。
例えば、名探偵コナ○みたいに小学校1年生の中に高校生が入ってるような状態だと、工藤新一みたいに頭のいい子じゃなくてもIQは200を優に超える。
で、IQ120がどんなもんかって言うと、10歳の時点で12歳の知能を持っている状態。
IQって年齢に掛ける『成長の指標』なんだよ。
15歳に使うのは本来適切じゃないんだけど、15歳の場合なら、18歳相当の知能を持っていることになるね。
つまり、中学を卒業しようって15歳の子が「偏差値50の普通の『高校』受かったぜー!」とか言ってる時に、「偏差値50程度の『大学』なら今すぐ受けても受かりますが、なにか?」と言うよーなスカした中学生がIQ120。
東大生のIQが120云々は、まぁ、東大生になるような人は『入学した時に高校の勉強が一通り終わっているような』、そのぐらいのアドバンテージがあるだろうって話だとおもわれ。
IQ120の下駄は存外高い。
そんでね。
「『早生まれの人』は一生ハンデを背負い続ける」、みたいな残酷な説があるじゃん?
ぼくは、『実際そうかも』って思ってるんだけど、『そのハンデがどれぐらいか』っていうことを可視化してみたいって思ったんだ。
IQの本来の使い方じゃないけど、IQが年齢的成熟度を表す指標なら逆算できるんじゃないかなと思ったんだ。
ここからはIQの本来の使い方ではないので、眉に唾をつけて聞いてね。
4月生まれの子が6歳になった時、4月に入学する小学生を想定すると、早生まれ(3月生まれ)の子は4月生まれの子と比べ、成長に11ヶ月のハンデを抱えてると考えられるから、
どっちの子も、年齢に対するIQ100を想定したとき、
((6*12)-11)/(6*12)=0.8472……
『満』とか『数え』とかはとりあえず置いとくので各自で補正よろ。
本来はIQ100の知能を持っているはずなのに、その学年で比較された場合IQ85相当ぐらいの知能に見なされちゃうんだ。
『IQ20違うと会話が通じなくなる』とするならば、高確率で孤立するレベルなんじゃないの?
みんなが目をつぶっている、実は残酷なお話なのだ。




