食べて痩せるッ!!
なんとなく今日は与太話を書いてみたい気分なので、お酒の勢いに任せて書いてみることにする。
太っちょにとって魅惑のワード。
それは、『食べて痩せるッ!』
いや、運動しろよって話なんだけど、サプリを取って痩せることができたらどんなに楽ちんだろうか?
それが可能だとしたら、なにを摂ったら良いんだろうか?
メタボって代謝の異常なわけだけど、そもそも『代謝をちゃんとおこなえれば痩せる』んじゃないかな、と僕は思った。
ほら、『大人になると若い頃と食べる量が同じでも太る』のは、代謝が減るからだっていうじゃない?
そんなわけで調べてみたんだ。
あらかじめお断りしておくと、ぼくは、医者でも生物学者でもないので、以下の内容は眉に唾をつけて読んでほしい。
詳しい方がいらっしゃったらツッコミを入れてくださると有り難いです。
代謝に強く関わっている物質に『オキサロ酢酸』ってものがある。
『オキサロ酢酸』は、解糖系から好気呼吸下で進行するクエン酸回路とその逆方向の反応である糖新生との両方に関わっている。
発熱に寄与する無益回路の核心が、オキサロ酢酸なのだ。
だから『オキサロ酢酸が体内に十分あれば、代謝があがって痩せるんじゃなかろうか』、そんなふうに考えた。
ところが、オキサロ酢酸にはミトコンドリアの内膜を通過できないって難点がある。
オキサロ酢酸の状態で供給しても、クエン酸回路は回せないわけだ。
だから、オキサロ酢酸になる一個手前のリンゴ酸を摂れば痩せるんじゃないかなぁ、と。
リンゴ酸のサプリって普通に売ってますしおすし。
リンゴ酸なら、糖新生に必要なNADH2+の供給源にもなるしね。
そんなわけで、「リンゴ酸を取ると痩せるって感じのメタ分析ないかなぁ」と思ってざっと論文に目を通してみたんだけど生憎そういうのはなかった。
動物実験では、ちらほらあったけれども。
「標準食とリンゴ酸水」を与えると有意に体重増加が抑制されたとか、リンゴ酸を皮下注射したら摂食行動が抑制された、とかね。
理屈から言えば、リンゴ酸は、食べて痩せる物質の最有力候補だと思うんだけどなぁ。
もしご興味があって摂ってみようと思う人がいるならば、その人に向けた注意点なのだけど、リンゴ酸をサプリとかで飲むなら中和した状態で摂ったほうが良いと思う。
要は、かなり強い酸性の物質なのだ。
だから、アルカリ性のものと組み合わせたものがおすすめ。たとえば、シトルリンマレートとか、あるいはリンゴ酸マグネシウムとかね。
日本人は基本的に軟水を飲んでるからマグネシウム足りてないっていいますし。
リンゴ酸はクエン酸回路を回すことができるので、1gぐらい摂れば疲労感が軽減されるおまけ効果がつくかもしれない。
今回はそんなお話。




