124.第5章 最終話 あなたへ伝えたい想(おも)い
大衆浴場『ウインダム』に到着し、もくもくと清掃クエストをこなす。
時間はすでにかなり経過し、午前中の今頃、王宮では聖女ジャンヌとラインハートの結婚式が行われている頃だろう。
ついに本当に元嫁になってしまったマミ。前世の元嫁の再婚式?もう頭の中ぐちゃぐちゃで、訳分かんないや・・いずれにしても、結婚式なんて、出られるわけないだろう。
「坊や、お前さんは結婚式行かないのかい?」
「ガイア先生のお母さん・・僕は、そんな気分じゃ無くて・・」
大衆浴場『ウインダム』受付のガイア師匠のお母さんが自分に声をかけてくる。
「そうかい、そうかい・・」
「ええ・・」
「まだ結婚式の誓いの儀式まで時間があるよ坊や?」
「焚きつけないで下さいよお母さん。貴族同士の結婚ですよ?聖女様の門出なんです・・相手もとても立派な方ですし、彼女が選んだなら、なおさら僕は・・」
「想いは伝えてるのかい?」
「いえ・・なにも・・」
「だったらそう言えば良いじゃないのかい?待ってるんもんだよ、女ってのはね」
「そんなものでしょうか・・僕には、一生かけても分かりそうにありません。だから、傷つけてばかりで・・これ以上、迷惑かけたくありませんから・・」
「そうかね・・坊や、『コーヒー牛乳』追加で頼むよ」
「分かりました。ありがとうございます、こんな時は、働いて体を動かしていたいですし・・」
受付の窓口で、ガイア師匠のお母様と話を終え、『コーヒー牛乳』生産工場でもある地下のボイラー室を目指し歩き出す。
ミューラに気が向いたら来るように言われていたが、結婚式が開始される時間だって確認すらしてないし、今日という日を昨日も避けるように旅に出てすっかり呆けてしまった。
姉のルナにも申し訳ないが・・これは明日にはエリスあたりから大目玉かな・・。
(だっだっだっ)
「ん?」
背中の後ろから誰かが走って近づいてくる音がする。
こんな元気なおじいちゃんおばあちゃん、『ウインダム』の利用者にいただろうか?
(だっだっだっだっだ!)
「施設内は走らないで下さい、お体に触りますよ、おばあちゃ・・ええ!?」
振り向くと、シルクのウェディングドレスを身に纏う、綺麗に化粧をした女の子が、両手をドレスのすそを持ち上げながら、こちらに走って来る姿が目の前に飛び込んでくる。
「イチロウ!あんた、なんで式場来てないのよ!」
「美馬さん!?なにしてんですか、こんなところで!!」
(「花嫁を探せーー!!」)
「ちょっと美馬さん、なんか外が騒がしいですよ!?」
「・・イチロウ・・私・・」
「美馬さん?」
(「見つけ次第、式場へお連れしろーー!!」)
「・・逃げて来ちゃった」
「・・馬鹿でしょ美馬さん!?ちゃんと説明責任果たして脱走してくれませんか!?」
「どうしよイチロウ、どうしたら良い私?」
(「施設内はすべて探せーー!!」)
「ああ、もう、あなたはいつも肝心な時に。お母さん、しばらくかくまって下さい!」
「ああ、分かったよ。黙っとくからさっさと行きな」
「恩に切ります!美馬さん、こっち、早く!」
「イチロウ、どこ行くの?」
「とりあえず悩める時間、確保すれば良いんでしょ?」
「えっ、う、うん」
脱走した花嫁の手を引き連れ、ボイラー室のある地下に駆け込む。
後ろから、なにやら集団が『ウインダム』の建物内になだれ込んでくる音が聞こえる。ボイラー室のドアを開ける。
「(だん!)失礼します!」
「おお、銀等級様と・・聖女様!?」
「皆さん。よしみでお願いします、しばらくこの子が来たのは黙ってて下さい」
「なんだなんだ?」
「今日、『ハギア・ソフィア大聖堂』で結婚式じゃなかったのかジャンヌ様は?」
仕事で結婚式に出られなかった作業員が困惑している。
『コーヒー牛乳』や『レモン牛乳』を作る手が止まってしまう。ボイラー室は24時間、大衆浴場『ウインダム』のボイラーを稼働させるため、寝泊りできる簡易的な水場や宿泊設備が入っている。
2段ベッドの置いてある仮眠室に駆け込み、ベッドの2段目にマミを引き上げる頃、ボイラー室にも兵士が叫び声を上げながらなだれ込んできた。
「イチロウ、あんたも早く!」
「美馬さん、そこのシーツに隠れて」
「あんたも入って!」
「美馬さんだけで良いでしょ!?」
(「ここに怪しいやつは来ていないか!」)
「あんたが一番怪しいのよ!」
「ああ、そういう事・・」
マミと2段ベッドの上で、作業員が寝ているふりを装い、シーツにくるまって横になる。
子供2人、美馬さんを奥にして大人1人分が寝ている事を装う。
兵士が仮眠室に入ってくる・・。
(「この上で寝ている者で最後か?」)
(「はい。こいつは昨日1日作業しっぱなしで、寝かせておいてやって下さい」)
(「そうか、精が出るな、しっかり休ませてやれ」)
(「はい。ご苦労さんです」)
しばらくすると、ボイラー室が静かになる、どうやら兵士たちがいなくなったようだ。
くるまっていたシーツから出る。シーツの中から、綺麗に化粧をした花嫁が、うつろな目で下を向いていた。
「ふう・・とりあえず、言い訳を聞きたいんですが、宜しいですか美馬さん?」
「・・美馬言うな」
「・・あんなに乗り気だったじゃないですか?僕はライン=ハート、あなたにお似合いだと思いますけど」
「別に・・あいつの事が、嫌いなわけじゃなくて・・」
「なに乙女みたいな事言ってるんですか?40手前のおばさんが、今さら乙女心もクソもないじゃないですか(ぐふっ)ぐはぁ!」
「うっさい!あんたと違って、私は生まれてずっとオルレアンなの!あんたとは16年も前に終わってんだから、今さらそんな頃の事思い出させないでよ!」
「や、薬草・・(むしゃむしゃ)」
「ぷっふふ、馬鹿でしょあんた、またそれ食べてんの?」
「(ごくりっ)はーはー・・し、死ぬところでしたよ美馬さん!何やってんすかあなたは?日本じゃ無いんですから、こっちじゃ僕、あなたの一撃で死んじゃうんですってば!」
「え・・ああ、ごめん・・」
「はぁはぁ・・だ、大丈夫そうです。美馬さんのせいで、また『黄泉がえり』ですよ僕」
「・・ごめん」
「・・まるで、あの時の美馬さんみたいですね」
「なによ、それ、早く忘れなさいよ」
「覚えてますよ、ちゃんと。僕は嫁さんの話と、綺麗な女の子の話はちゃんと覚えてるんです」
「あんたの脳みそ、どんな記憶装置になってんのよ?」
「はいはい、どうせ脳みそ魚ですよ」
「・・あの時は・・あの時も・・ごめん」
「あの時の美馬さん、日曜日で・・お見合いでしたっけ?」
「・・そうよ」
「着物、かなり似合ってましたよね(びゅ!)だから叩かないでって」
「なによ、本当は何とも思ってなかったんでしょ?」
「絶世の美女でしたよ。最初見た時、あんまり綺麗なんで美馬さんなんて気づきませんでしたよ」
「・・そう」
「わざわざ会社まで来て・・そういえば、僕が休日出勤って、どうして分かったんです?」
「・・香穂に電話して聞いたの」
「ああ、僕ら営業部でしたし、人事部にいましたねそんな子・・って!たまたま逃げ込んだとか言ってませんでしたっけ!?」
「なんでお見合い逃げ出して、わざわざ着物で休日出勤すんのよ!あんたを探しに行ったに決まって・・」
「・・それ僕・・知りませんでしたけど・・」
「・・今の・・忘れて・・」
「だから・・綺麗な女の子のお話は全部記憶しちゃいますよ」
「・・そう」
しばらくマミが無言になり、2段ベッドの上で、ウェディングドレスを着たまま体育座りをする。
「はは・・美馬さん・・悩んでる時、いつもそのスタイルですよね・・」
「・・あんたは私の事、やっぱり何でも知ってるのね」
「そりゃ15年も一緒にいれば分かりますって。僕、てっきり美馬さん、サンダース様と結婚すると思ってましたよ。ハリウッドのセガールそっくりでしょ?」
「そうよ、そう!だって・・本当のパパだから・・結婚できないでしょ?」
「はは・・本気・・だったんですね」
「はぁ・・そういえば、セガールのDVDしばらく見て無い・・あんた、まさか捨てたりしてないでしょうね?」
「してませんよ。あの棚には、一切手を出してません・・って、美馬さんが家飛び出すから、どうして良いか分からなかったじゃないですか」
「あんたがあんまりだらしないから、プッつん切れちゃったんじゃないのよ!」
「そりゃすいませんね、どうせだらしない旦那ですよ・・そりゃ・・出ても行きますよね・・」
「・・そうよ」
またしばらくの沈黙・・2人っきりで話をしたのは・・一体いつくらいだろうか。ジャンヌがマミと分かってから、もう本当に別れようと言われてから、何かモヤモヤしたものを感じながら普通に生活してきた。
今ここに至って、結婚式本番で逃げ出してきたマミを見て・・とても彼女が、愛おしく感じてしまう。
「なあ・・マミ・・」
「・・なによ?」
「その・・もう、言えなくなるかも知れないから・・言っておきたい事があって・・」
「・・・なによ」
「僕さ・・」
「・・うん」
「15年間、ずっとマミと一緒にいられて、幸せだった」
「・・なによ今さら」
「可愛いその顔、ずっと眺めてられて、ずっと幸せだった」
「ちょっと、うるさいんですけど・・」
「ずっと・・愛してた・・ずっと・・」
「・・うるさい」
「ごめん・・」
「謝んないでよ・・」
「・・はは。ごめん、中年の主張、これで・・終わり」
「・・随分大人ね」
「大人でしょ、お互い、かなり・・」
「私は・・もう、前の自分は・・捨ててたから・・もう戻れないと思って割り切ってたし・・」
「割り切れてたんなら、なんで今日、逃げ出して来たんですか?」
「うるさい!あんたなんかに、私の何が分かるって言うのよ!」
「分かりませんよ、いつもハチャメチャな美馬さんの行動なんて」
「・・そう」
「分かりませんけど・・美馬さんがいつもハチャメチャで無茶苦茶な事は、誰よりも知ってます」
「・・そう」
「・・行きましょう美馬さん」
「・・美馬言うな」
「じゃあマミ?」
「マミ・・ああ、もう、分かんない!」
「はいはい・・僕からも説明しますから・・ああ、薬草の準備しないと・・」
「何を説明すんのよ?」
「一緒に謝りに行くって言ってあげてるんですよ。小学生の時にぼくらの子、他の子に怪我させちゃった事ありましたよね?」
「ああ、あれね・・って、私が子供だって言いたいわけあんたは!」
「そうですよ。結婚式の本番脱走しておいて、昼ドラじゃないんですよ?」
「そうね・・かなり・・マズいのよ」
「そうですよ、火サスならこの後、崖ですよ崖・・とりあえず・・やっぱりアイリスしかいないかな・・」
「ちょっと、お母様は嫌!怒られる、絶対!」
「そうですよ、しっかり怒られて下さい。オルレアンのみんなは、あの子の一言で全部納得してくれますから。僕が言えば、少しは納得してくれると・・思いませんけど、言うだけ言ってみますから、さあ」
「うう・・」
「泣き言言うなら、式の前に相談して下さいよ美馬さん。どうせ逃げ出したのも、結納の時と一緒で決心し切れなかっただけでしょ?僕が言うのもなんですけど」
「だってだって。あの時はなんか良いかもって、本気で思っちゃってたの!」
「前世で結納も脱走したあなたが、どの口でそれを言いますか。ライン=ハートにも失礼でしょ?」
「だってだって、分かんなくなっちゃったの!」
「はいはい・・もう行きますよ。とりあえずアイリスに怒られてから、何年か悩んで下さ・・って、結納の次の日の月曜日に、なんで僕にいきなりプロポーズなんかしたんです!」
「だって・・あんたと・・一緒にいると・・ラクだったから・・いろいろ・・」
「経済的にかなり楽では無かったと思いますが・・」
「そう、失敗、間違えちゃった、私」
「真顔で元旦那の前で言わないでもらえます?僕は幸せ一杯でしたから大満足の前世でした。さあ行きますよ」
「イチロウ・・もうちょっと考えさせて~」
「なにまた乙女になってるんですか?さっさと行きますよおばさん(どすっ!)ぐはっ!」
「だから私はまで16歳だって言ってるでしょ!」
「最後の薬草・・(むしゃむしゃ)はっ!は~は~・・せ、精神年齢が40手前では・・(しゅ!)だからもう薬草無いんですってば!行きますよ美馬さん」
「余計な事をいつもいつもあんたは!」
散々文句を言いながら、先に2段ベッドを降りて花嫁をエスコートする。
この先、どんな険しい道のりが待っているのか、想像もつかない。
「お母様には・・上手く言ってよね。あんた、口だけは達者なんだから・・」
「今度食事に誘いますとか言っても良いです?」
「誰をよ」
「・・お母様ですよ」
「良いわけないでしょ!」
「僕も行きたくないんですが、多分それ言ったら納得してくれそうな気がするんですよ」
「・・なんでよ」
「知りませんよ、脳みそお花畑なんですよ、あの子」
「・・私も一緒なら・・良い」
「ああ、そうして下さい。王宮師団の護衛付きでお願いします」
「私が守る、護衛はいらない」
「それ凄く心配なんですが」
「調子に乗んな」
「へいへい」
「殴られたいのあんた?」
「僕が死んだら説得係はもういませんよ。薬草もう無いですからね」
「・・ちょっと黙っててもらえる?」
「かしこまりましたお嬢様」
「黙れって言ってる」
「かしこまりましたお姫様」
「消えろ」
「お口が悪いですよジャンヌ」
「ルナ姉みたいに言うな馬鹿」
文句の多い、口の悪い、絶世の美女の花嫁の手を携えて、ボイラー室の階段をエスコートして上っていく。
2人並んで歩きながら、2人で出口の扉を開けると、外の光がこちらに漏れる。
花嫁のウエディングドレスがキラキラと輝きを放っていた。
第5章 <消えた花嫁> ~完~
【第5章 登場人物】
《主人公 スズキイチロウ》オルレアン連合ギルド所属銀等級冒険者。オリジナルスキルで異世界を駆け抜ける。
《マミフレナ=アイリス=ダルク》
『光属性』を持つ聖女の1人。『光のクリスタル』の使徒。石化から復活。エルミタージュ85期生にして、主人公の同級生。
《マミフレナ=ルナ=ダルク》
『光属性』『水属性』を持つ聖女の1人。『水のクリスタル』の使徒。性格は母似、草食系、思春期。主人公の嫁にそっくり。双子姉妹の長女。
《マミフレナ=ジャンヌ=ダルク》
『光属性』『風属性』を持つ聖女の1人。性格は父似、肉食系、パパ大好き。主人公の嫁にそっくり。双子姉妹の次女。前世は主人公の妻、旧姓『美馬真美』。
《ジャック=ハート》
『雷属性』の騎士。『トロント』王国、ケンブリッジ王立学院からの留学生にしてハート家伯爵。聖女ルナの許嫁。ライン=ハートの兄。『雷鳴竜』を操る。
《ライン=ハート》
『雷属性の騎士』『トロント』王国、ケンブリッジ王立学院からの留学生にしてハート家伯爵。聖女ジャンヌの許嫁。ジャック=ハートの弟。
《アーサー王》
『円卓騎士』メンバーにして、『トロント』王国のトップ。『ヘルヘイム』帝国からの防衛戦において、『3国同盟』への援軍要請を打診。
《シャルル=ドゴール女王陛下》
オルレアン王国女王にして、シャルル7世襲名。絶対的な権力を持ちながら卓越した統治により、オルレアン全国民・兵士より絶大な信用を得ている。
《ジェフ=ジョン》
『水属性』のブロンズ冒険者にしてエルミタージュ学院100期生。ルナ様親衛隊『月の雫』のメンバー。
《クラウド=エリス》
『水属性』のブロンズ冒険者にしてエルミタージュ学院100期生。ルナ様親衛隊『月の雫』のメンバーにして、85期生クラウドの実娘。
《クラウド》
『火属性』の戦士。『炎の鎧』『炎の盾』を持つ。エルミタージュ学院85期の卒業生にして、主人公の同級生。エリスのパパ。
《ミューラ》
『火属性』のエルフ。『火のクリスタル』の使徒。王立学院エルミタージュの教師にして、オルレアン連合ギルド所属の銀等級冒険者。主人公の第1村人。心優しきエルフ。『火炎竜』を操る。
《セントルイス》
王立学院エルミタージュ学院長。選抜試験に紛れ込み、決勝戦バトル・ロワイヤルまで勝ち進む実力者。ミューラ先生を寵愛する謎の人物。
《ガイア》
『土属性』のドワーフ。『土のクリスタル』の使徒。銀等級冒険者。主人公の師匠。スキル『高等精錬』の使い手。
《ガイアの妻》
4大陸選抜試験、『コロッセオ』における優勝選手。不思議なスキルを操る異世界霊長類最強女子。
《サンダース》
『雷属性』オルレアン連合ギルド長にして、金等級冒険者の武闘家。通称「セガール」、双子姉妹のパパ。
《セバス》
『火属性』のエルフ。オルレアン連合副ギルド長にして、ミューラの実兄。独特の話し方が特徴。
《アクア=マリン王女》
死別した両親の第一王女にして王位継承権第一順位の立場。『ベネチア』のトップ。
《キグナス将軍》
『ベネチア』王宮兵士団の将軍。アクア王女の両親にも仕えていた老兵。ダルク家の過去を知る人物。
《キグナス=メイ》
ジェフ=ジョンに一目ぼれ。同じ名前のキグナス将軍との関係は?
《サラ》
『水属性』のエルフ。ミューラとは姉妹の妹。兄セバスを姉ミューラと奪い合う。
《サム国王》
『マドリード』王国国王。サム7世を襲名。『ベネチア』とは長年の同盟関係。ある理由によりアクア王女に頭が上がらない。
《奈落》
闇の黒装束リーダー格。性格は残忍。
《諸刃》
かつての黒装束の影の1つ。『闇のクリスタル』により、ギガファントムと一体化して『ツインヘッドドラゴン』としてよみがえる。意志を失った殺戮マシーンとして復活を遂げるが・・。
《刹那》
黒装束の影の1つ。その正体は・・。
《円華》
黒装束の影の1つ。大人の女性の艶美な声を発する謎の影。ゴブリンを瞬時に召還する謎の力を持つ。




