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救出大作戦

 秘密の通路の出口付近で降りて扉を開けようとしたらいきなり開いてビックリしたところに、人が出てこようとしてきたんだ……



「キャーーーーーーーーーーーー!!」


 ピーーーーーーーーーーーーー!!


「あばばばばばばばばばばばばなな!!」


「にょほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」


「……ララ!?」



 お互い見合ったまま悲鳴が出ちゃったよ。

 グリフィンも火蜥蜴(イフリート)もログェヘプレーベもそれぞれ悲鳴をあげてる中、冷静沈着な母様(ママ)はすごいと思ったよ。



「……あ、母様(ママ)!」


 母様(ママ)がログェヘプレーベをすり抜けて私を抱きしめてきたんだ。



「ララ無事だったのね」


「うん、でも父様(パパ)が捕まっちゃったんだよ!」


 冷静さを取り戻したログェヘプレーベが、私がここにいる理由を聞いてきたから事のあらましを話したんだ。



「たった1人でなんて、無謀にもほどがありやがりますよプリンセス」


「……そうね、勇敢と無謀は違うのよララ」


 グリフィンも火蜥蜴(イフリート)もいるから1人じゃないんだけどな。



「しかし……イフリートがいやがるなら絶対に無謀とまでは言い切れないでやがりますね」


「え!?」


 ログェヘプレーベにバレてるよっ?



「……母様(ママ)父様(パパ)もログェヘプレーベも火蜥蜴(イフリート)のこと、知っていたのよ」


「ヴォーグ王は気がついてやがらないようでしたけどね」


 簡単に教えてくれたけど、母様(ママ)たちはイフリートの前のお友達を知っているみたいで、最初からわかっていたみたい。



火蜥蜴(イフリート)?」


“実はそうなんだな〜ワハハ”


「酷いよ……誰にも行ったらダメって言っておいて、嘘をついていたんだね」


 火蜥蜴(イフリート)が申し訳なさそうに黙り込んだんだけど、それでも嘘は……あれ? 嘘はついてないよね。



「……ララ、イフリートは嘘は言ってないわよ。 ただララが炎の最上位精霊を連れていることを知られないようにしていたのよ」


“ゴメンよぉ”


「うううん、私の方こそゴメンなさい」


「仲直りしやがったところで悪いのでやがりますが、のんびりしてやがる場合ではないですよ」


 そうだった! 父様(パパ)を早く助けなきゃ!


 ログェヘプレーベが話をまとめてから作戦を考えて、私たち一人一人にやることを話してきたよ。

 まず全員でお城まで戻ってログェヘプレーベが敵を引きつけるから、その間に私たちが父様(パパ)を助けに牢屋に向かうんだって。



「ログェヘプレーベ1人じゃ危ないよ!」


「心配ご無用でやがりますわ。 陛下さえ救い出せればあの程度私の敵ではありやがりませんから」


“おぉ〜ぅ、どこから出てくる自信かわからんがぁ、とにかく凄い自信だぁ”






 私たちはログェヘプレーベの指示に従って秘密の通路を通ってお城に戻ったんだ。



「それではベネトナシュ王妃、お気をつけやがってください」


「……イフリートもいるし大丈夫よ。

ララ、イフリート、2人にお願いがあるの」


「なに母様(ママ)


「今だけ、母様(ママ)にイフリートと契約させてもらえないかしら」


 母様(ママ)火蜥蜴(イフリート)がお友達になるのになんでお願いしてくるんだろう? でも……



「私はいいけど、火蜥蜴(イフリート)が嫌だって言ったらダメだよ」


 火蜥蜴(イフリート)は今回だけっていうことで、母様(ママ)とお友達になったんだ。

 でもお友達は1人よりたくさんいたほうがいいと思うんだけどなぁ?



「それでは後ほどお会いしやがりましょう」


 ログェヘプレーベが1人きりで行っちゃったけど、本当に大丈夫なのかな?

 私は母様(ママ)の後について父様(パパ)を助けに牢屋に向かったんだ。





 1人で行ったログェヘプレーベは、目立つ場所をわざと通って歩いていたんだ。



「そこの女止まれ!」


「お、おい! シカトすんな! お前だお前!」


 ログェヘプレーベの肩を何度も掴もうとしたんだけど、その度にスルッと避けて謁見の間に向かってどんどんいったんだ。



 本来父様(パパ)が座る場所に私を最初に掴んだ野盗が座っていて、ログェヘプレーベはそれを見て怒っていたみたい。



「そこはヴォーグ様の座る場所でやがりますよ!」


 大きな声でログェヘプレーベが言ったから他の野盗たちも集まってきちゃったよ。



「頭領どうしやした? ぉお! いい女!」


「おい早まるなよ。 で、あんたは俺様になんのようだ?」


「そこを退きやがれと言っていやがるのですす!」


 玉座に座る頭領と言われた人から、集まってきていた野盗たちがログェヘプレーベの口調にか、それともたった1人だったことにか一斉に笑いだしたんだ。




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