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境界:世界を超えし者

「随分と必死だな、光良みつよし

 黒一色の世界に、二人はいた。

 一人は蛇のような瞳を持つ黒紫髪の男。

 もう一人は左眼に眼帯をした緑髪の男。

 光良と呼ばれた男は言う。

「あんたらからすれば小さな世界だろうが、俺たちにとってはとても大事な世界なんだよ」

「わーてるよそんなこと。そうじゃなくて『今回』の『あいつ』に随分ご執着だなってことだよ」

 ケラケラ笑いながら眼帯の男は言う。光良は苦い顔をして言う。

「そりゃあようやく世界が進みそうなんだ。大切にもするさ」

「くくく、そういうことにしとこう」

りゅうさん・・・」

「悪い悪いくくく・・・」

 流と呼ばれた男はとても楽しそうな笑っている。笑いながら流は言った。

「しかし『勇者様』が元気に育っても、『魔王』があれじゃあ意味がないだろ?」

「・・・うぬぬぬ」

「何がうぬぬぬだ」

 やれやれと言いながら流は腕を振るう。

「しゃあないな。いっちょ俺が『魔王』に・・・」

「勘弁してください。元さんならともかく流さんは闘い始めると止まらなくなるじゃないですか」

「・・・じゃあ勝手にやらせてもらーっと」

 流は黒に溶け込むように消えていく。

 それを見ながら光良は呟く。

「・・・『今回』の『世界』は捨てた方がいいかな」

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