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境界:白き世界で

「お前は何をしとるんだー!」

「・・・」

 何もない白い世界、そこに朔と例の男がいた。

「何で俺の牙勝手に吸血鬼に渡してんの!? あれ一本でどれだけ大変なのかわかるか!! 幻想郷何か一振りで消えるんだぞ!」

「うるさい」

 ジャブを男の顔に打ち込む。朔はその場で横に転がり眠ろうとする。

「いてぇよ! そして寝るな起きろ!!」

「うるさいよ何だよお前は!?」

八岐大蛇やまたのおろち様だ馬鹿野郎!!」

「知らねぇよ!!」

 言いながら男にジャブを打ち込みまくる。男はそれらを全部受け止める。

「知らないの!? かなり有名な妖怪なんだぞ! 力的には須佐男すさのおくらいならタイマン出来るくらい強いんだぞ!?」

「まず須佐男知らねぇよ!!」

「そんくらい教えとけよ紫の野郎!!」

 ピタッ、と朔の動きが止まる。

「・・・紫、って八雲紫さん?」

「他に誰がいるよ」

「・・・また紫さんかー」

「それについては俺もドンマイとしか言えん」

 はぁー、朔は大きくため息をつく。紫ならしょうがないと思えた。

「で、誰よお前は」

「だから八岐大蛇、いやここじゃあ種族名になっちまうのか、じゃあ高篠たかしのげんでいいや」

「でいいやってなんだよ」

「はいお届け物でーす」

 元と名乗った男は刀を手渡してくる。鞘は白色で黒い桜が装飾として描かれている。

「また刀?もう一本牙取ったのか?」

「違う、これはまともな物だよ」

 鞘から引き抜く。刃が普通とは違い漆黒しっこくだ。

「これは何?」

「黒楼剣。肉体を殺し、魂を取り出す刀だ」

「物騒な」

 朔は刀を振り上げ、元に振り下ろした。

「おまぁぁぁっっっ!?」

 元は叫びながらギリギリで避ける。

「終了!もう終わりださっさと目覚まして仕事してろ!!」

 白い世界が、黒く染まった。

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