第七話 「3」を900としたら「4」は2000くらいの価値がある
今回はアニメじゃなくて漫画からです
青い世界の中心でよりテジロフさんの第6話カルテットからです
無数の剣群をよけ距離を縮める。
「いっけー!」
エレナが声をあげながら指をこちらに指す。
すると10をゆうに超えるゴーレム達が一斉にこちらに向かってきた。
一番速いゴーレムの胴を刀で斬る。
しかしその剣は弾かれ傷1つついていなかった。
ゴーレムの攻撃を間一髪でかわし反撃しようとしたが止まってしまった。
ゴーレムの片手の振りが地割れを起こしていたのだ。
圧倒的な防御力と破壊力を持つゴーレムが全部で18。
そしてエレナの自然属性の攻撃の嵐。
はっきり言って隙が無い。
これを自己流の天然でやってのけるのだから恐れ入る。その上一発一発の威力が殺人級。
防御の上からでもかなりHPゲージを削られる。
ゴーレムと自然属性の同時攻撃。
圧倒的な力を示すような爆煙がその場をくらませる。
威力も技の種類も俺を遥かに上回る。
しかしだ。
威力があり技の種類があっても強いどうかは全く違う。素人が実弾を使い軍人がエアガンを使えば軍人が勝つ。
爆煙を抜け思い切り刀の峰をエレナの真横に置く。
「う、うえ〜ん。わ〜ん」
エレナが泣き出した。
ヤバい、マジでヤバい。俺は泣いた子供なんてあやすことなどできない。
そしてリリィとの約束を破ってしまった。
とりあえず泣き止ませなければ、
「ちょ、エレナ〜?大丈夫か〜?」
「え〜ん」
俺では泣き止ますことはできなさそうだ。
リリィに頼むしか無い。
リリィに目を向け手を合わせ合図を取る。
リリィはため息をつきながらこっちにきた。
「エレナちゃん。大丈夫?泣かないで〜」
「うぐっひっぐえっぐ」
すごい、俺と言ってることはほとんど変わらないのに効果抜群だ。
そこまで差があるのか?
「ほら〜あ!向こうで果物食べよう?ね?」
「うん・・・」
リリィとエレナはテントへ向かった。
俺にできること、それはとりあえず見張りをして安全を確保することだ。
いきがっているといきなり仕事がやってきた。
正直ありがたい。
何かしてないと色々と考えてしまい罪悪感で押しつぶされそうだ。
しかし様子がおかしいというか装備が整っていてしっかりと連携が取れているのだ。
敵はゴブリン3体。
なんというか今まで戦ってきたやつらはゴロツキでこいつは正規軍とでもいうのか?
そんな感じだ。
いつもと同じように一番速いやつを2番目のやつにぶち当て3番目を仕留めていくやり方。
それをしようとしたら早速防がれた。
というよりも同時、同じタイミングで仕掛けてきたのだ。
刀を横にして防ぐが1人目が正面から来てそれを防ぐと横からもう1人バックステップで躱すと上から来る。
防御したら最初のやつに蹴飛ばされた。
圧倒的な連携。
自分に自信を持ちすぎている今までの敵ではなく慎重に敵をしっかりと仕留める。
そんな戦術。
今までの経験のおかげでなんとか受け流し防御はできるのだが防戦一方だ。
3人同時に仕掛けて来たのでカウンター気味に攻撃を返そうとする。
しかしそれはさらなるカウンターで返された。
もう1体のゴブリンが出たのだ。
だがそのゴブリンは体がふた回りくらい大きく装備も兜を被っていて剣ではなく槍を使っている。
体が槍で吹き飛ばされ岩に激突した。
剣の持ち手部分でなんとか防いだがまともに食らっていたらその槍は俺の体を貫き赤色に染まっていただろう。
さて、どうしたものか。やっと掴みかけていた3人の時の連携もこれで崩れるだろう。
今度は4人同時かもしれないし槍ゴブリンメインの戦術かもしれない。
はたまはそれ以外もあり得る。
いや悩んでいても仕方ないな。
ここから俺にできてこいつらを上回り倒す方法は相手の攻撃に臨機応変に対応しカウンターで1体ずつ潰していくこと。
それだけだ。
カウンターに集中するなら俺でも勝てる見込みはある。
1人目が剣を振り回し俺に防御か回避を誘う。
ならばそれに合わせて刃を置き自分で逆方向に刀を滑らせる。
それだけで装備は外れ胴体は赤い水を吹き上げる。
これで1体目。
ここで弱点に気づいた。
ゴブリンの連携攻撃が止まり防御だけになったのだ。
思えば単純なことだ。
連携がよく取れているが俺の防御を誘ったら回避を誘ったりで攻撃を当てることしかできないということは個体の技術は低いと考えられる。
それならあとはうろたえている2体を直ぐに片付け槍ゴブリン以外を仕留める。
そうすれば後は一対一だ。
槍ゴブリンはきっとこの小隊の隊長格。
個体の性能としてもそれなりだろう。
だが所詮はそれなり。
結果、槍をかわしカウンターで装備を破壊。
そして破壊された装備の穴を突きで開きそのままふり投げ上から下の一刀両断で終了だ。
仕事を終わらせ刀をしまいテントへ向かった・・・
短めですみません。
できればもう少し長くします




