7話 報酬
説明回です!
「では、単刀直入に言おう。眼を受け継ぐ気はないか?」
「眼?」
思わずアホみたいなな返事をしてしまう。
「そのリアクションだと我々の眼の存在は知らないらしいな」
村長に言われますます訳が分からなくなってくる。
「ニュンペーという一族は聞いた事あるよな」
「それは知っています。アルセイス、オーケアニス、オレイアス、ドリュアス、ナーイアス、ネーレーイス、ランパスの7つの種族がいますが、それは全て神話上の話で眼とはなんの関係があるんですか?」
「殆ど合っているが、神話上の種族ではない。そのうちの1つのランパスは、我々のことを指す」
「全種族存在しているんですか?」
「実際にあったことはないが存在しているのは確かだ。話が変わるが、お前の領地は唯一どの神にも所属していないから、知らないかもしれないが、全ての国は、何かしらの神に所属しているんだ。ここはハーデース様に所属している。ここ以外のハーデース様の土地は、全て冥界で、ここは冥界の扉を管理する役割を担っている。因みにここを出て数十分も歩けば、キュクロープス様の土地に着く」
「キュクロープス様ってまさかキュロさんって神様だったの⁉︎」
「いや、キュクロープスという名前は、キュクロープス様に認められた鍛治職人に与えられた名前で、そこの一門は師匠に認められた人に受け継がれる名前だ」
「そうなんだ!そんな凄いところで修行していたんだ」
「まぁ、スキルのおかげで入れてくれたっていうのもあるけどな。おっと話が逸れてしまったな。村長続けてくれ」
「うむ。それでお前に受け継いで欲しい眼は、ハーデス様の加護を受けた者の遠い子孫の眼なんだ。それだけを聞いたら、いい話に聞こえるが、相性が良くないと、これまでに感じたこともない激痛を伴う。かなりのリスクを負う事になってしまう。それでも眼を受け継ぐ気はあるか」
「継ぎます」
俺には、不思議とその眼とは相性がいいことが分かっていた」
「わかった。それなら、この眼を右目にはめてくれ」
村長の手の上には黒色の瞳の眼があった。
俺は言われた通りに右目の中に眼を入れた。
すると、綺麗に目がはまり、全く眼に違和感がない。
「痛みはないか?」
村長に心配そうな顔で聞かれる。
「全くないです」
「…それならいいんだが。こうまで相性がいいと逆に心配だな。最後に、この村を出るときは、なるべく食料を渡したいと思うからキュロープスに言ってくれ」
「本当に色々ありがとうございます。ここは明日の朝出ようと思うので、そのとき用意して頂けるとと嬉しいです」
「構わん。明日の朝までにキュロープスに渡しておく」
そのあとはめっちゃお礼を言った後にキュロさんの家で寝かせて貰った。
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モロス
ステータス
HP :1170/1170
筋力:72
体力:1098
敏捷:105
魔力:136
技能:スキル強化・成長″熾・色彩″熾
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