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秋の美観地区デートと、田中先輩のダボパーカー

いつもお読みいただきありがとうございます! 【第2部:完全反撃編】第22話をお届けいたします!


前話にて、お互いの鍵を持ち合い「定住同棲拠点」としての第一歩を踏み出した田中といづみ!

今回は秋の気配が深まる中、非番の二人を描く甘々日常&秋の美観地区デート回です!


肌寒い秋の朝、生真面目な健人先輩が先に目を覚まし、出汁を引く包丁の音と甘い香りで目を覚ますズボラないづみちゃん。

素肌の上に健人先輩の大きめなスウェットパーカーをダボッと羽織り、萌え袖で目をこすりながらキッチンへ向かう可憐な朝日常。


そして秋風が心地よい美観地区の白壁と紅葉を巡る、恋人同士としての幸せあふれる非番デート。

二人きりの部屋へ帰れば、昼間の爽やかなデートから一転、最愛の男からの情熱的で甘い愛でつくしが待んでいました――。


仕事の緊張感を乗り越えた二人だからこそ噛み締められる、甘く愛おしい体温と温かな日常をどうぞお楽しみください!


九月中旬を過ぎ、倉敷の街には澄み渡った秋の空が広がり始めていた。

瀬戸内からの穏やかな風の中には心地よい涼しさが混じり始め、美観地区の街路樹の葉もほんのりと赤や黄色に色づきの兆しを見せている。


澄んだ秋の朝光が、二人で過ごす静かな部屋のリネンカーテンを白く透かして柔らかく差し込んでいた。


「……ふぅ……」


整えられた布団の中で、田中健人は静かに瞼を開いた。

視界いっぱいに広がっていたのは、自分の腕の中でスヤスヤと気持ちよさそうに息を立てて眠っている、最愛の恋人・村瀬いづみの可憐な寝顔だった。


昨夜の激しく甘い情事の余韻のまま、全裸でぐっすりと眠り込んでいるいづみ。普段は倉敷署刑事課一係の新米刑事として凛とした姿を見せている彼女が、自分に全幅の信頼を寄せ、一切の警戒を解いて心から安心しきった体温を預けてくれている。

田中は黒縁メガネを外した目元をどこまでも愛おしそうに細めると、いづみの額にそっと優しい口づけを落とした。


(……可愛いな。連日の捜査の疲れもあっただろう。もう少し眠らせておいてやろう)


生真面目で毎朝規則正しい田中は、いづみを起こさないようそっと腕を抜け出すと、シングルベッドから静かに立ち上がった。柔らかな部屋着のシャツを羽織り、袖を軽く捲り上げてキッチンへと向かう。


コンロに鍋をかけ、昆布と鰹節で丁寧に一番出汁を引く。

トントン、トントン、とリズム良くまな板の上で包丁を動かし、秋刀魚を焼き、出汁巻き卵の準備を進めていく。

料亭顔負けの手際で朝食を作り進めるうち、香ばしく甘い出汁の香りが部屋中に漂い始めた。


「……ん……んぅ……っ……健人さん……?」


包丁の心地よい音と香ばしい出汁の香りに誘われ、布団の中でいづみがゆっくりと目を覚ました。

目をこすりながら体を起こすと、隣にいたはずの田中の姿がない。秋の朝の室内は少し肌寒い。プライベートでは根がズボラで甘えん坊ないづみは、ベッド脇の椅子に掛けられていた田中の服――彼が愛用しているネイビーの大きめな、ジップアップパーカーを手にとった。


素肌の上から直接そのパーカーの袖に腕を通す。


パタパタと軽やかな足音を立てて、そのままキッチンへと向かう。

歩くたびに、大きめなパーカーの左右の生地がふわり、ふわりと揺れて開き――その内側に隠されているはずの、白磁の柔肌、形の良い胸の膨らみ、そして引き締まった下腹部から秘所に至るまでが、秋の朝光の中に惜しげもなく丸出しになっていた。


「ふぁ……健人さん……おはよ……っ」


萌え袖の手で目をこすりながら佇むいづみの声に、田中が包丁を止めて振り返った。

その瞬間――田中の動きが、ピタリと完全にフリーズした。


(……は?)


優秀な刑事である田中の脳髄が、目の前の光景を処理しきれずにショートする。

濃紺の厚手な生地の隙間から、昨日自分が隅々まで愛し尽くしたばかりの滑らかな裸身が、上から下まで、ダイレクトに飛び込んできたのだ。


寝起きの気怠げな動作で彼女が少し身じろぎするたび、ふたまわりも大きなパーカーの左右がだらしなく開き、その中身が惜しげもなく露わになる。

引き締まった、無駄のないしなやかなシルエット。それでいて、女性特有のふんわりとした柔らかさを帯びた白磁の素肌。

真っ直ぐに伸びた美しい鎖骨の下には、決して大きすぎないものの、形の良い可憐な双丘が朝の冷たい空気に晒されている。下着の支えを持たない柔らかなふくらみは、彼女が動くたびにふわりと愛らしく揺れ、その先端に咲く桜色の蕾が、濃紺の生地の裏地と擦れ合ってツンと硬い自己主張を始めていた。


さらに田中の熱を帯びた視線は、吸い寄せられるように下へと下っていく。

うっすらと縦に美しい筋の入った引き締まった腹筋と、そこから滑らかにカーブを描いていく腰のライン。


そして――その最も奥。すらりと伸びた健康的な長い素脚の交わる場所には、白磁の素肌と鮮やかなコントラストを描く、ふんわりとした柔らかな黒の茂みが、一切の隠し立てなく晒されていた。

ふさふさとした密やかな陰影の奥に、彼女の最もデリケートな中心を秘めている。ただあられもなく立っているだけで、そこから漂うむせ返るような女の色香が、澄んだ秋の朝光の中に完全に解き放たれていたのだ。


ダボッとした男物のネイビーのパーカーと、その内側にありのまま包まれた白く滑らかな全裸の肢体。

そのあまりにも破壊的なコントラストと生々しいエロティシズムに、田中の視線は完全にいづみの身体に釘付けになってしまった。


「い、いづみ……お前……その格好は……」

「へ……? あ……勝手に健人さんのパーカー借りちゃいました…… 朝、少し肌寒かったので……おかしいですか?」

「おかしいとか、そういう次元の話じゃない……っ!」


カチャン、と包丁を置くや否や、田中は大きな歩幅でズンッと距離を詰め、いづみの細い肩をガシッと掴んだ。


「ひゃっ!?」

「下着もつけずに素肌にパーカーを羽織り、しかも前を全開にしたまま俺の前に立つなんて……」

「えっ……? あ、ああっ!? 嘘、わ、私ったらチャック閉めるの忘れて……っ!!」


田中の鋭い視線に射抜かれ、ようやく自分の『痴女のようなあられもない状態』に気づいたいづみの顔が、ボンッ!と音を立てて茹でダコのように真っ赤に染まった。

慌てて左右の生地をかき合わせ、前を隠そうとする。しかし、それより一瞬早く、田中の大きな手がパーカーの内側――完全に露わになっていた柔らかな素肌へと直接潜り込んできた。


「ああっ……! 健人さんっ、だめっ、恥ずかし……っ!」

「遅い。……こんな無自覚で淫らな姿を見せられて、俺が手を出さずにいられるわけがないだろう」


田中の熱い掌が、惜しげもなく晒されていたいづみの柔らかな双丘を下からすっぽりと包み込む。直接触れられた驚きと、前全開のまま胸を揉み解されるという圧倒的な羞恥心で、いづみの身体はビクンと甘く跳ねた。

昨夜あれほど愛され尽くした桜色の蕾は、田中の指の腹がわずかに触れただけで、待っていたかのようにツンと硬く粟立っていく。


「んっ……ぁ、だめっ、健人さん……朝ごはん、焦げちゃい……っ」

「火は止めてある。……お前のこの甘い匂いと、だらしない格好のせいだ。」


言い訳を塞ぐように、田中がいづみの唇を深く奪う。

もう片方の手が、全開のパーカーの裾から太ももの間へと下り、自らの蜜で潤い始めている柔らかな中心へと直接触れた。


「ひぎっ……! ぁああっっ……」


田中の長い指先が、甘く濡れそぼった柔らかな粘膜のひだをゆっくりとなぞり、その熱を確かめるように浅く滑り込む。チュッ、じゅちゅ……と、静かな秋の朝のキッチンに、生々しく卑猥な水音が微かに響いた。

ジワーッと広がる甘い痺れに、いづみの太ももがガクガクと震え、甘い嬌声がこぼれ落ちそうになった――その時だった。


「……はぁっ。だめだ」


田中がふうっと熱い吐息を吐き出し、自らの指をいづみの蜜壺から引き抜いた。

そして、まだ快感の余韻でトロンと潤んだ瞳で見上げてくるいづみの胸元で、開け放たれていたパーカーのジッパーを、一番上の首元まできっちりと引き上げた。


「け、健人さん……?」

「……これ以上やったら、本当にベッドへ逆戻りだ。せっかくの出汁巻き卵も焦げるし、今日のデートにも行けなくなる」

「あ……っ」

「……続きは、デートから帰ってきてからだな」


真っ赤になったいづみのおでこにコツンと自分の額をぶつけ、田中は優しく微笑んだ。

雄としての本能をグッと堪え、いづみの身体と二人の時間を大切にしてくれる彼の大人の余裕と深い愛情に、いづみは胸の奥をキュンと熱くさせた。


「さあ、冷めないうちに召し上がれ」

「はいっ! いただきますっ……!」


首元まできっちりジッパーを閉められたパーカー姿のまま、二人で囲む温かな朝食。

出汁をたっぷり含んだ黄金色の出汁巻き卵を口に入れたいづみは、とろけるような笑顔を浮かべた。


「……美味しい! 本当に健人さんのお料理は世界一です!」

「そうか。お前が美味そうに食べる顔を見るのが、俺の毎日の活力だからな」


嬉しそうに微笑み合う二人。

朝の甘いハプニングを経て、身支度を整えた二人は、秋晴れの素晴らしい空の下へと繰り出した。




今日の目的地は、倉敷の観光名所である美観地区。

鳥居の逮捕を経て、一時の平穏を取り戻したこの街で、二人きりでゆったりと歩く非番のデートだ。


澄み渡る青空の下、白壁の蔵屋敷となまこ壁が美しい町並みがどこまでも続いている。

昼間の街中には観光客も多いが、私服姿の二人はどこから見てもお似合いの睦まじい恋人同士であった。落ち着いたシックなカジュアルスーツ風の服を着こなす長身の田中と、可憐な秋色のワンピースを身にまとったいづみ。


二人はふらりと、歴史ある建物の一角にある『倉敷ガラス』の専門店へと足を踏み入れた。

棚に並ぶ透明感あふれるガラス細工たちが、秋の陽射しを反射してキラキラと輝いている。


「わぁ……健人さん、見てください! このペアグラス、すごく綺麗な青色ですね」

「ああ。美しいな。倉敷川の穏やかな水面をそのまま切り取ったようだ」

「ふふっ、本当に……。これで夜にお酒を飲んだら、すごく美味しそうです」


嬉しそうにガラスを見つめるいづみの横顔を、田中はひどく優しく細められた瞳で見つめていた。

職場で見せる凛とした新米刑事としての顔とは違う、こうして自分と並んで歩いている時にだけ見せてくれる、等身大の可憐な女性としての柔らかな表情。それが田中はたまらなく好きだった。


「……これ、包んでもらおう。今夜、さっそく二人で使うために」

「えっ、いいんですか? ふふ、ありがとうございます! 使うのが楽しみです!」


店を出て、倉敷川のせせらぎに沿って歩き出す。

柳の緑と、ほんのりと赤く色づき始めた木々の葉が鮮やかなコントラストを描いていた。すれ違う観光客が多くなってきた路地で、田中は自然な動作でいづみに寄り添い、その小さく柔らかな手をそっと大きな掌で包み込んだ。


「健人さん……?」

「人が多い。はぐれないように、こうして歩くぞ」

「〜〜〜っ! もう、健人さんってば……」


照れて顔をほんのり赤くするいづみ。

田中は繋いだ手にギュッと力を込めた。


「こうして手を繋いで歩くのも、二人で美しい景色を見るのも……以前の俺たちには叶わなかった時間だ」

「健人さん……」

「二度の惨劇を越えて、俺たちはいま、こうして生きている。……この平和な日常を、俺は一生守り抜いてみせる」


繋いだ手から伝わってくる、力強く温かな鼓動。

いづみは田中の大きな手をギュッと握り返し、満面の笑顔で見上げた。


「はいっ! 私も……健人さんと一緒なら、どんな困難も乗り越えられます! ずっとずっと、お隣にいさせてくださいね」


その後、歩き疲れた二人は美観地区の路地裏にある落ち着いた雰囲気の古民家カフェへと立ち寄った。

和モダンな店内で二人のテーブルに運ばれてきたのは、淹れたての香ばしい珈琲と、岡山名物のシャインマスカットをふんだんに使った季節のパフェだ。


「ん〜っ! 瑞々しくて甘くて、最高です!」


目を輝かせて幸せそうにパフェを頬張るいづみ。だが、夢中になって食べていたせいで、その桜色の唇の端にはほんの少しだけ白い生クリームがついてしまっていた。


「……いづみ。口元、ついてるぞ」

「えっ? あ、ほんとですか? ティッシュ、ティッシ――」


慌てて紙ナプキンを探すいづみに、田中はふっと柔らかく吹き出した。

そのまま身を乗り出すと、スッと伸ばした指先でいづみの唇の端についたクリームを優しく拭い取ってやる。


「子供みたいだな。そんなに美味しいか?」

「むっ……笑わないでくださいよぅ。本当にほっぺたが落ちそうなくらい美味しいんですから」


いづみは少し照れ隠しに頬を膨らませると、パフェのグラスからスプーンでマスカットとクリームをすくい上げ、田中の口元へとちょこんと差し出した。


「健人さんも、はい。あーん、してくださいっ」

「なっ……バカ、お前、人前で……っ」

「さっき子供扱いした罰です。ほら、あーん」


普段の生真面目な田中なら、絶対にしないような甘酸っぱいやり取り。

周囲の目を気にして一瞬ためらったものの、いづみの満面の笑顔にどうしても抗えず、田中は少し耳の先を赤くしながらパクリとそのスプーンを口に含んだ。


「……どうですか?」

「……ああ。確かに、すごく甘いな」


柄にもなく少し照れくさそうに視線を逸らす彼を見て、いづみは嬉しそうにクスッと笑った。


死線を潜り抜けた刑事同士であることを忘れさせるような、まるで学生同士のような初々しい恋の駆け引き。

穏やかな秋の午後は、二人の間にどこまでも甘く純粋な『青春』の時間を刻み込んでいくのだった。




夕暮れ時、橙色の夕焼けが美観地区の白壁を綺麗に染め上げる頃、二人は夕食の食材を買い込んで二人だけの部屋へと帰還した。


カチャリと鍵を閉め、金属のチェーンを配した瞬間。

昼間の外の喧騒が遠のき、静かな密室の中に二人だけの濃密な体温と温もりが満ちていく。


「ふあぁぁ……っ、今日は本当に楽しかったです、健人さん!」


いづみは窮屈な外出着と下着をパパッと外し、いつもの着古した白いキャミソールとショーツに着替えた。

ワイヤーの締め付けから解放されて、ふうっと小さく息をつく。一日中大好きな彼と過ごしたデートの余韻で、素肌はまだほんのりと桜色に上気していた。


リビングへ戻ってくるパタパタとした軽い足音に、田中の視線がピタリと吸い寄せられる。


洗濯を繰り返してすっかり生地が薄くなったキャミソールは、下着をつけていない胸の柔らかな起伏をうっすらと透かし出している。歩くたびにゆるく伸びた首元がふわりとたわみ、生地の隙間からは白磁の谷間が今にもこぼれ落ちそうに揺れていた。

短い裾の下も、布面積の小さなショーツが一枚きり。すらりと伸びた健康的な素脚から太ももの付け根まで、いまの彼女には隠すものが何もない。


「健人さん……? お夕飯の準備、私も手伝い――あ」


いづみがローテーブルの買い物袋を覗き込もうと、何気なく前屈みになった瞬間だった。

だぼついたキャミソールの胸元が重力に従って大きく垂れ下がり、ゆるい襟ぐりの奥に秘められていた柔らかな裸身が、田中の視界へと完全に飛び込んできたのだ。


布に遮られることなく露わになった、豊かで形の良い二つのふくらみ。下着の支えをなくしてふんわりとたわむ白磁の柔肌と、その先端でまどろむように愛らしい色を覗かせている、あどけなく無垢な桜色の蕾のすべて――。


(……もう、限界だ)


愛する男の前だからこそ見せる、その警戒心の一切ない隙だらけな姿。

まだ愛撫の熱を知らない無垢な蕾を見せつけられ、朝のキッチンで必死に抑え込み、昼間のデート中もずっと張り詰めていた田中の理性の糸が、ブツンッ、と音を立てて完全に焼き切れた。


「私が、お野菜洗いま――」


言葉の途中で、背後に音もなく近づいていた田中の大きな腕が、いづみの細い腰をすっぽりと抱きすくめた。


「あ……っ、健人さん……!?」

「……朝のキッチンから、ずっと我慢していたんだ」


背中越しに降ってくる低く掠れた声。ふたまわりも大きな男の熱い体躯が、背後から覆いかぶさるように密着してくる。

田中はいづみのうなじに熱い吐息とキスを落としながら、華奢な肩からキャミソールの紐をするりと滑り落とした。背後から回された武骨な両手が、布の束縛を失った白磁の双丘を下からすっぽりと包み込み、容赦なく揉みしだく。


「あ……んっ……ふぁ……っ! 健人さんっ、……っ!」

「……お前が隙だらけで可愛すぎるのが悪いんだ」


耳元で囁かれる重く甘い低音。首筋や肩口に落ちる熱いキスの雨に混じって、耳たぶをちゅっと甘噛みされ、いづみの背筋にゾクゾクと甘い痺れが走る。

田中の分厚い手は胸の丸みを大胆に捏ね上げながら、指の腹でまだ柔らかかった桜色の蕾を的確に探し当てた。そして、キュッと指先で挟み込み、コリコリと意地悪に弾き始める。


「あっ、あぁっ! だめぇっ、そこ、っ……っ」

「……本当に素直でいい身体だ」


逃げ場のないバックハグの状態で、胸の先端ばかりを執拗に責め立てられる。

さらに、右手が胸の蕾を弄り続ける一方で、田中の左手がゆっくりと平らな下腹部へと這い降りていく。

そのまま、極薄のショーツの上から、彼女の最もデリケートな中心を手のひら全体で強く押し揉んだのだ。


「ひぎっ……!? ぁああっ! け、んと、さんっ、はっ……」

「薄い布の上からでも分かるぞ。もうこんなに熱く濡れているじゃないか」


上からは胸の先端を指先でジワジワと焦らされ、下からは布越しに熱い秘所をぐりぐりと押し撫でられる。同時に与えられる強烈な快感と、背中から伝わってくる健人の逞しい雄の熱に、いづみの頭の中は真っ白に焼き切れた。


「あぁっ、だめ、んあぁっ……立ってられな……っ」


全身を貫く激しい愛撫に、ついにおづみの膝からガクンと力が抜けた。

快感で崩れ落ちそうになる身体を支えようと、いづみは無意識にすぐ目の前にあったダイニングテーブルへと両手をつき、上半身を投げ出した。

――結果として、テーブルに突っ伏して腰だけを高く突き出すような、あられもない体勢になってしまう。


田中は逃がさないように背後からそのしなやかな腰をガシッと掴んだ。


そのまま、いづみの脚の間に自らの膝を強引に割り込ませる。

唯一残されていた小さなショーツが、引き締まった太ももを伝わせて乱暴に引きずり下ろされた。


秋の夕暮れの空気が漂うリビングで、テーブルに手をついたまま、下半身を完全に露わにされたあられもない体勢。

背後から見下ろす田中の視界には、なめらかにくびれたウエストから、ふっくらとした柔らかな腰の曲線へと続く、息を呑むほどに美しい背面のシルエットが広がっていた。


そして何より田中の雄としての本能を釘付けにしたのは、惜しげもなく突き出された脚の付け根の奥――一切の隠し立てなく完全に晒された、最もデリケートな中心の艶やかな情景だった。

田中の指先がまだ触れてもいないというのに、その柔らかなひだは、彼女自身からあふれ出した甘い蜜によってすでにとろとろに濡れそぼり、夕暮れの薄明かりを受けて淫らな艶を帯びて光っていたのだ。


「…お前のここも俺を待って、こんなに濡れていたんだな」

「ひぎっ……! あ、だめっ、健人さん……っ、そんな、後ろから、じっと見ないでぇ……っ///」

「隠すな。こんなにだらしなく蜜をこぼしている姿が……最高に愛おしい」


濡れ光る最もデリケートな中心を背後から指先でなぞられ、その熱い粘膜を視覚と触覚の両方で同時にねっとりと愛でられる。

後ろから丸見えになっているという強烈な羞恥心と快感に、いづみはたまらずテーブルの縁をぎゅっと握りしめた。


「あぁっ……ちがっ、それはっ……健……っ!」


もはや恥じらいよりも、彼への渇望が勝っていた。いづみが自ら腰を後ろへ突き出すようにすり寄せると、田中の残された理性が完全に吹き飛ぶ。

彼は大きく腰を落とし、自身の中に鬱積していた雄としての逞しい熱と質量のすべてを、背後からいづみのとろけきった最奥へと一気に沈め込んだ。


「あっ、あぁぁーーッ!!!」


背後からの深い結合は、互いの顔が見え合う正常位よりもはるかに鋭く、いづみの最も感じる一番奥深くへとダイレクトに突き刺さってくる。

ドチュッ、パンッ……! と、重たい肉と肉がぶつかり合う生々しい音が、夕暮れのリビングに反響する。


「んっ……はぁっ……すっごく……っ」

「はぁっ……いづみ、お前の中……熱くて、最高に締まってる……っ」


テーブルの縁を掴む指先が白く染まる。激しい突き上げのたびに、露わになった胸のふくらみが大きく揺れ、そのあられもない光景すらも田中の雄の視覚を激しく煽り立てていた。

二度の死線を乗り越えて掴み取った日常の中で、ただ互いの存在をどこまでも深く貪り合う。


「あ……っ、健人、さん……くるっ……あぁっ!」

「……俺も、限界だ……っ! いづみ……っ!」


互いの名前を呼び合いながら、二人は同時に目の前が真っ白になるほどの強烈な絶頂へと達し、深い愛の熱を互いの魂の奥底まで注ぎ込んだ。





すっかり日が落ちた、夜のダイニング。

激しい情事のあと、田中の大きめなシャツをすっぽりと借りて着たいづみは、二人で夕食の準備を完成させ、テーブルに向かい合って座っていた。


並べられた美味しい手料理と、秋の夜長を彩るワイン。

二人の手元には、昼間に美観地区で買ったばかりの、青いガラスのペアグラスが置かれている。


「……はふっ、美味しい! やっぱり健人さんのご飯は最高です!」

「そうか。お前が美味そうに食べる顔を見るのが、俺の毎日の活力だからな」


つい先ほど、この同じテーブルの上で激しく求め合ったことなど微塵も感じさせない、穏やかで幸せな食卓。


「ふふ、このグラス、ワインを注ぐと本当に綺麗ですね。買ってよかったです」

「ああ。……だが俺には、俺のシャツを着てくつろいでいるお前の方が、何倍も綺麗に見えるがな」

「も、もう……っ。健人さんってば、今日はさっきからズルいです……///」


照れて顔を赤くするいづみに、田中はフッと優しく笑いかける。

そして、テーブルの上に置かれたいづみの小さな手に、自らの大きな掌をそっと重ねた。


「け、健人さん……?」


重なった肌から、鼓動のように脈打つ温かな熱が伝わってくる。

見上げると、黒縁メガネの奥からいづみを見つめる彼の瞳は、昼間の穏やかなデートの時とも、先ほど理性を飛ばした時とも違う、ひどく静かで……それでいて、とろけるように甘い熱を帯びていた。


「ゆっくり食べていい。……夜はまだ、長いからな」


言葉自体は、ただの労わりのはずなのに。

その低く甘い声の響きと、逃げ場のないほど熱を孕んだ視線に射抜かれ、いづみの心臓がドクンと大きく跳ねた。


シャツの奥、先ほどまで彼に激しく抱かれていた身体の中心が、その視線だけで疼くように甘く熱を帯びていく。

彼が今、自分にどれほどの深い愛情と情熱を向けていて、この穏やかな食事が終わった後……二人がどんな風に夜を過ごすのかを。


「……はいっ。健人さん……」


いづみは繋がれた手をきゅっと握りしめ返し、潤んだ上目遣いで彼を見つめ返した。

言葉はいらない。ただ互いの体温と熱い視線を絡ませ合うだけで、十分だった。


グラスの中で揺れるワインの赤と、静かに響く二人の重実な吐息。

秋の夜長、二人だけの甘く濃厚な時間は、まだほんの幕を開けたばかりだった――。


第22話を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


肌寒い秋の朝の「彼氏パーカー」日常から、非番の美観地区紅葉デート、温泉旅行を控えた秋の深まりとともに増していく二人の愛おしい絆をお届けいたしました!


大きな事件の山場を乗り越え、日常の中で恋人として、そして不滅のバディとして確かめ合う生の体温と温かな手料理の味覚。

仕事中のキリッとしたプロの顔と、プライベートで見せる無防備で甘い表情のギャップを感じていただけましたら幸いです!


次回第23話は『園田美里の誕生日と、サシ飲み女子会の本音トーク』をお届けいたします!

科捜研の頼れる姉御・園田美里の誕生日を居酒屋でお祝い! 酒の勢いとともに語られる本音と、頼もしい女性同士の絆をお楽しみに!

どうぞ次回も楽しみにお待ちください!


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