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私は観測者  作者: ラム肉
終わりの始まり
19/19

17 最期の刻

「まぁ、この顔はこの顔でボク好みのいい顔だ、このまま作品にしちゃおう」


そう言いつつボクはそっと観測者へと手を伸ばした。


「あ゛?」


伸ばそうとした手が崩れていっている?…


「まさかっ!」


ボクは嫌な予感がして観測者の方を見た。


「の野郎」


観測者の体も少しづつ崩壊していっている。


「嫌だっ死にたくない!ボクはまだ!まだ!」


だが残酷にもボクの体の崩壊は止まらない。


「クソックソッ。せめて、せめてあいつに一発」


近付こうとするがもう足も崩壊が進み歩けなくなった。


「ふざけるな!なんでボクがこんなに苦しんで!苦しんで死んで!何であいつがあんな満足そうな顔なんだよ!」


ならせめてこんな世界壊してやる…


「そんな…力が…」


もうボクの体は既に頭も崩壊し始め喋れなくなった


(嫌だ!最期に見るのがこんな観測者の顔だなんて…そんな、そんなの…)


皮肉な事に死の間際笑っていたのは観測者。絶望していたのは初代だった。


観測者の、存在、概念、歴史は消えた。


だが――


世界は続く、いつまでも


〜fin〜

ここまで長らくお付き合い頂きありがとうございました。

「私は観測者」、これにて完結です。

個人的には振り返ると最初の方や中盤、まだまだ良く出来たかなと思いますが、作品を通して自分の成長が見えるので、これはこれでいいかなと思っています。

次回作(連載)の予定はまだ無いですが、暫くは短編中心になるかもしれません。

まだまだ未熟な私ですが、是非これからもお付き合いしていただけると嬉しいです。では

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